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「呼び方ですか…」

「はい!苗字で呼ぶなんて他人行儀すぎるとは思いませんか?私のことはおじいちゃんって呼んでもいいんですよ?」

「おじいちゃんって……」



冗談ではなさそうな真面目な顔で言うもんだからつい吹き出してしまった。

本田さんは自分のことをよく爺とか、おじいちゃんとか言う。

彼が何歳なのか知らないけどとてもそうは見えないからそれが逆に面白い。

面白いが彼をおじいちゃんなんて呼ぶ勇気は無い。かと言って保護者だからとお父さんなんて呼ぶ気にもならないし、本田さんはお父さんって感じじゃない。



「……菊さん、って呼んでもいいですか?」



本田さんの名前、初めて聞いた時この人にピッタリな名前だ、とふと思った。綺麗で気品がある花のような人。

なんて少し恥ずかしいことを思い出した。



「とても、嬉しいです。」



その言葉に、無意識に逸らしていた視線を彼へと戻した。



「……っ!」



とても優しそうに、嬉しそうに笑う本田さ……菊さんを見ると、なんだか顔が熱くなる。

私は誤魔化すように肉じゃがを頬張った。


多分これからもこの日の肉じゃがの味は忘れないと思う。

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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます!後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい! (4月3日 14時) (レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします!ぜひ頑張ってください!!更新待ってます! (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金なし大学生 | 作成日時:2024年3月29日 18時

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