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「はあっ、はぁ、はぁ…」



荒い息を整えながらようやく辿り着いた家。



「も…、疲れたっ……」



ぽちくんもへとへとで、早く寝転がりたいという一心でドアに鍵を差し込む



「……ん?鍵が開いてる…?閉め忘れたかな?」



ドアを開けると、いつもの黒光りする靴が置いてある。
菊さん帰ってきたのかな?

今日は久しぶりに飲み会に行くから帰りは遅くなるって言ってたのに。


中に入るとかすかに聞こえるゲームの音。
こんな時間に菊さんがゲームを、しかも1人でするなんて珍しい。

いつもは昼間か、夜に一緒にするのに。



疑問に思いながら、ゲームの音がする居間へ向かう。

ぽちくんがしっぽを振りながら部屋へ入っていく後ろからそっと顔を覗き込んだ



「よぉ!ぽち!どこ行ってたんだ?って、なんでそんな泥だらけなんだよ!……ん?だれだおま____」



静かな障子を閉めた。
そのまま静かに自室へ向かい、そっと部屋の中心に正座して目を閉じる。



.



.



.



誰だあの人!?!?

見知らぬ男性に落ち着かせようとしていた心がドッと動き出して冷や汗が湧き出してきた


一瞬しか見てないが、銀髪のヤンキーみたいな人だった気がする。

人の家に勝手に上がり込んでゲームする泥棒!?
寛ぎすぎでは!?

ってか菊さんは!?

もしかしてあの人に______?



「っ!?近付いてくる!」



どうしよう!と、とりあえずどこかに隠れないと!!

押し入れ……は、すぐ見つかるだろうし……!!


私は最近見つけた隠し扉に手をかけた。


入り込んでできる限り息を潜める。
ぎゅっと縮こまった時、大きな音を立てて部屋の障子が開かれた。

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金なし大学生(プロフ) - ポチの飼い主さん» コメントありがとうございます!後々祖国以外のキャラクターも出てくる予定なので誰が出てくるか楽しみに最後までお付き合い下さい! (4月3日 14時) (レス) id: e75eea13ca (このIDを非表示/違反報告)
ポチの飼い主 - 最近ヘタリア熱再発したんですけどこの作品見つけることが出来てよかったです。面白くなりそうな予感がします!ぜひ頑張ってください!!更新待ってます! (3月29日 19時) (レス) @page8 id: 064c9c6d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金なし大学生 | 作成日時:2024年3月29日 18時

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