番外編6 ページ49
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Aさんは、疑問に思ったようだが、
抱き締め返してくださった。
反対側から彦四郎が抱きつき、Aさんは、僕達を抱きしめながらも、どうしたの?と、笑っていた。
さっきのAさんとは正反対のAさん。
本当に笑っているのか、
この笑顔は偽物ではないだろうか…と思ってしまう
……だからだろうか、この偽りの笑顔を本当の笑顔にするのが僕ならいいと思うのは…。
……Aさんだからなのだろうな。
尾「……いつでも頼っていいんだからな?」
そう言った尾浜先輩の言葉にAさんは、ぴくりと動いた。
『……私、何か言ったんですか?』
ニコニコとしたままそう言うAさん。
鉢「……寂しいなら私が胸を貸してやるぞ?」
ニヤリと笑う鉢屋先輩に、
Aさんも笑いながらお礼を言っていた。
…が、その時に僕達を抱きしめる手に力が入ったのは、どういうことなんだろう。
Aさんは、本当に僕達を頼って下さるのだろうか
………いや、これから少しずつ頼ってくださればいいんだ。
少しずつ本当の笑顔になってくだされば。
……その相手が僕じゃなくても……いいんだ。
貴方が。
幸せになれるのであれば…。
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静樹 - 返事、ありがとうございます!白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています!出してくれたら直ぐに見ます!頑張ってください! (2021年8月12日 0時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ!あまり伸びなかったので消してしまいました<(_ _)>でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います!内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね! (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか?続きが気になります! (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い太陽 | 作成日時:2019年8月22日 6時