番外編5 ページ48
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急かされた鉢屋先輩は、ゆっくりとAさんに
近づいてそっと抱き上げた。
Aさんはギュッと抱きつくと、
鉢屋先輩の首に顔をうずめた。
Aさんが、しかもさっきまで怖がっていた相手が甘えてきたことにより鉢屋先輩は、驚いていたが、
ぎこちなくも背中をポンポンと叩いていた。
『……おかあさん…』
さっきまで微笑ましく見ていた僕達の動きも止まった。
鉢屋先輩は、黙ってAさんを抱く力を強めていた
………そういえば、今先輩のお母さんはどこにいるのだろう。
…やっぱり寂しいのだろうか……。
ーーーー
眠ってしまったAさんを膝に乗せたまま、
鉢屋先輩は、会議を進めた。
とその時、急にAさんの体から煙がでてきた。
と思うと、煙で包まれたAさんは、次の瞬間
元のAさんに戻っていた。
Aさんは目をつむっていて、
さっきと同じように鉢屋先輩の膝の上で眠っていた
元に戻ったAさんと顔が近くなり、
鉢屋先輩は、顔には出さずとも、固まっていた。
すると、ふと目を覚ましたAさん。
最初に僕達と目が合い、首を傾げた。
ぼんやりとした顔のまま、
おしりに違和感を感じたのか、反対を向き、
そのまま上をむくAさん。
そして、鉢屋先輩と目を合わせる。
沈黙が流れた。
『！？！？』
バッと鉢屋先輩の膝から降りたAさんは、
混乱していて、頭を抱えていた。
『えっ、えっ！？な、え、どっ、どう！？』
言葉にならないようで、僕達が何とか落ち着かせて
座ってもらうことにした。
『……わ、たしが、幼児化…』
ありえない…という顔でそう言ったAさんだったが、善法寺先輩の薬のことを言うと、
覚えがあるようで納得していた。
『あっはは！私何か変な事言ってませんよね〜？』
さっきのAさんと同じ人とは思えないほど正反対なAさん。
ニコニコと笑うAさんに、
僕はその笑顔が何だか偽物の様な気がして寂しくなった。
隣に座るAさんを抱きしめたのは、つい だ。
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静樹 - 返事、ありがとうございます！白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています！出してくれたら直ぐに見ます！頑張ってください！ (2021年8月12日 0時) (
レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ！あまり伸びなかったので消してしまいました＜(_ _)＞でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います！内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね！ (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか？続きが気になります！ (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白い太陽 | 作成日時：2019年8月22日 6時
