番外編2 ページ45
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綾「おやまぁ、本当にAが小さくなってる」
あの後、自分の部屋に戻り、喜八郎に話すと、
小さくなったAを見た喜八郎は、
真顔のままAの頬をつついていた。
『……おにいさん、だぁれ？』
頬をつつかれ、少し顔を歪ませながらもそう聞く
A。
喜八郎は自己紹介をすると、
ひょいとAを持ち上げた。
綾「すごく軽いね。A、お腹空かない？
ご飯食べに行こうよ。」
いつも通りマイペースな喜八郎。
急に持ち上げられたAは、嫌がるかと思っていたが、同じ真顔同士だからか、喜八郎に安心したのか、本当にお腹がすいていたのか、大人しく
喜八郎の服を掴んでこくんと頷いた。
乱「わぁ！！本当に小さくなっていらっしゃる！」
食堂に着くと、いつの間にか噂が流れていて、
Aを見に来た忍たまたちでごった返しになっていた。
き「うへぇ、ちいさい！！」
し「記憶はないんだよね？」
主に1年生達がAを取り囲んで
口々に喋っている。
Aは、自分より少し大きな1年生達に囲まれて
喜八郎の服をぎゅっと握りしめていた。
綾「おやまぁ、A、困ってるね」
平「1年達！Aが怖がっているではないか！
ほら、さっさと戻れ！」
私が声を出すと、ぴゅーっと駆け出していく皆。
複雑な気分になりながらも
Aに近づくと、Aはホッとした様子で
私のことを見つめていた。
私には安心したのかと思うとキュンとする。
食堂のおばちゃんに頂いたA用に
少し量を減らされた私と同じ定食を机に置き、
その前にAを座らせた。
平「じゃあ、食べるとするか」
「「『いただきまーす』」」
手を合わせて挨拶するA。
今まで見たことも無いような少し笑った顔をしながら頬張るA。
……そうか、この時はまだ雑炊以外も食べれていたのか。そして、食べることが好きだったのだろう。
これからの事を思いながら、少し複雑な感情で
Aを見つめていると、
立「本当に小さくなったんだな。」
その声に振り返ると、6年生の先輩方が立っていらっしゃった。
善「滝夜叉丸ごめんよ、
昨日Aに渡した風邪薬、間違えて別のを渡してしまったんだ…」
Aのこの幼児化は善法寺先輩のせいだったらしい
申し訳なさそうに言う善法寺先輩には悪いが、
私にとっては人を幼児化させるという薬の方に興味がある。
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静樹 - 返事、ありがとうございます！白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています！出してくれたら直ぐに見ます！頑張ってください！ (2021年8月12日 0時) (
レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ！あまり伸びなかったので消してしまいました＜(_ _)＞でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います！内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね！ (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか？続きが気になります！ (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白い太陽 | 作成日時：2019年8月22日 6時
