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番外編 ページ44

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平 side



いつもの様に目を覚ました私は、隣に眠る喜八郎を起こし
隣の部屋にいるAを起こしに部屋の戸を叩くもAは返事をしない。


平「おや?Aはまだ起きていないのか?」



いつもであれば仮に寝ていたとしても何かしらの返事はするはずなのに…

私はそう思いながら声をかけるも中から返事はない
そっと襖を開けると、中には布団が敷いたままで、
Aはどこにもいなかった。

しかし、敷いてある毛布が少しだけ膨らんでいるのを見つけた。

私はそっとめくってみることにした。



平「…!!A!?」



そこにはAと同じ紺色の髪の毛の女の子が寝ていたのだ。私が声を出したことにより、そのAに似た幼女が目を覚ました。

幼女はAと同じ、紺色の瞳で私を見つめた。




『……おにいさん、だぁれ?』



少し舌足らずな幼女は、真顔のまま私を見つめ続けた。



平「私は、平滝夜叉丸だ!お前こそ、誰なんだ?」



いつもより自己紹介を短くして、
聞き返すと幼女は、じっと私を見つめたまま、



『……ひさめ……A…』



と答えた。

ひさめ…A…!?
ではやはり、Aなのか!?
しかし、いつも笑っているAとは違い、
表情ひとつ変えないこいつ。

本当にAなのだろうか…。



平「んん、A、お前今いくつだ?」


『………。』


平「さ、3歳!?」



黙ったまま3本指を立てるA。

確かに見た目からしてちっこいが、
さ、3歳だなんて………。



『…ここは…どこなの?おとうさんとおかあさんは?』



キョロキョロと周りを見渡したAは、
私にそう尋ねてきた。

今のAには、3歳までの時の記憶しかないのだろう。警戒しながら私を見上げるA。


…この時にはまだ御両親は生きていたのか…。



平「……お前のお母上と、お父上は今仕事で忙しくてな、この忍術学園で預かることになったのだ。」


『…にんじゅつ…がくえん……?』


平「あぁ、お前のお父上と同じ忍者が勉学をする所だ。まぁ、忍者と言っても卵だがな?」



Aは言葉の意味は理解していないようだったが、
お父上と同じと聞いて、警戒を解いたようだった。

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静樹 - 返事、ありがとうございます!白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています!出してくれたら直ぐに見ます!頑張ってください! (2021年8月12日 0時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ!あまり伸びなかったので消してしまいました<(_ _)>でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います!内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね! (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか?続きが気になります! (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白い太陽 | 作成日時:2019年8月22日 6時

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