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純喜side
ﾋﾟｰｰｰﾝﾎﾟｰｰｰﾝ
インターホンの音で
目覚めた翌日。
もうお昼を回っていた。
昨日どうやって帰ってきたかも
どうやって眠りについたのかも
全然覚えてない。
でも、鮮明に蘇る
傷だらけになって眠る
(人1)の姿。
(人1)からの
最後のLINE。
俺が犯した罪はデカすぎた。
純「うっ………………」
また溢れる涙。
ﾋﾟｰｰｰﾝﾎﾟｰｰｰﾝ
純「…………あかん。」
そうや、ピンポン。
居留守使うとこやった。
この寮にはメンバーしかいないから
誰なのかを確認してから
ドアを開けるなんて必要もない。
本当はメンバーだとしても
今は人に会う気力も元気も
尽きてしまって、残ってないのだけれど。
ｶﾞﾁｬｯ
奨「…純喜」
困ったように、
でもどこか心配そうに
眉毛を八の字にして微笑む奨くん。
純「おはようございます…」
奨「お昼一緒に食べようかなって思ってさ」
「お邪魔するよ」
リビングのローテーブルに
ファミチキやらメロンパンやら
値下げされた野菜サラダやらを
並べる奨くん。
完全自炊派の
奨くんにしては珍しい。
なんか特段、
腹も空いてたわけではなかったし
有難く
ファミチキと野菜サラダを貰った。
奨「いただきまぁす」
純「いただきます」
「……」
リビングに流れる沈黙。
黙って飯食ってるだけなのに
なんだか涙がより溢れかえって止まらない。
あかん、飯が食えへん。
箸を置いて、顔を拭く。
メロンパンにかぶりついてた
奨くんもさすがに手を止めた。
隣に座って
俺の肩を抱いて
静かにさすってくれる奨くん。
こうなってしまったら
もう俺の涙は止まることを知らなくて。
過呼吸になりそうなレベルで泣いた。
純「奨くんっっ……俺っ……っ……」
奨「大丈夫、大丈夫。わかってるから。｣
純「わけわからん機械に囲まれててっっ…」
「っ……包帯ぐるぐるまきにされてっ」
「傷だらけでっ…」
「(人1)っていつもみたいに呼んでも」
「目ぇ、開けてくれへんかった…」
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しろごはん(プロフ) - miimiさん» 初めてお話を書いたので、そんなお言葉頂けて嬉しいです🩵ありがとうございます🥰 (5月16日 15時) (
レス) id: 2b3cdb359b (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - 感情移入するかってくらい切なくて泣きそうでした、素晴らしい作品です🥲💭🩵 (5月14日 21時) (レス) @page1 id: 80d331612c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろごはん | 作成日時：2023年5月11日 9時
