４０話 ページ10
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ふわりと姿を消し病院を後にした
だが、その場は寂しげに見えたのだろう
淡く消える桜の花びらに誰が何を言うわけもなく
その場を見つめていた
・
署長「‥校長先生、あの方が例の人ですかワン？」
校長「そうだよ
彼女が言っていた人さ」
グ「ん？ 何の話だぁ？」
署長「こっちの話だワン」
グ「ふぅん‥？」
校長「さっ、彼らに話をしようか！」
・
雄英高＿
・
漣「今、戻った
遅くなったな、すまない」
＿とだけ言って颯爽と自分の席にへと座った
マ「‥っいやいやいやいや!!?」
漣「何だ」
マ「”何だ”っじゃ、ねぇだろうがよ!!!」
漣「煩い、声を張り上げるな」
マ「上げたくもなるわッ!!!
校長の話と警察の話で知ったぞ!!!
お前とヒーロー殺しの関係!!!」
漣「だから何だ
偽りもなければ否定する事もない」
相澤「事実なのか」
漣「だからそうだと言っているだろう
‥まさか彼奴が事の元凶だとはな」
マ「‥」
漣「何だ、急にしおらしくなって」
マ「お前、悲しくなったりしねぇのか？」
漣「悲しい？」
マ「お前の教え子だったんだろ？」
漣「だから何だ
情に流されなかった、ただそれだけのことだろう？」
マ「けどよ‥！」
漣「もう終わったことだ、それをいつまでも喚くな
うっとうしい」
マ「‥っ((こいつ、自分が今出してる顔わかんねぇのかよ‥))」
・
漣は自分で自分のことを気付いていやしねぇ、
本当は辛くて悲しいんだと俺は思う
意地を張ってんのか、張ってねぇのか‥
いつも漣の考えることは俺にはわからねぇ
でも、それでも‥！
・
マ「‥っ漣!!!」
漣「‥何だ」
マ「この話について俺はもう何も言わねぇ！
けどッ、漣ン中にあるもんは俺にもわけろ！
俺ら、仲間だろ!!!」
漣「‥！」
・
＿＿気持ちは一人で片付けるものじゃない、
＿＿俺にもわけてくれ”仲間”だろう？＿＿
・
懐かしい記憶が、思い出された彼の声に
マイクから顔を反らし目を細めた私は微笑んだ
漣「彼奴と同じことを＿」
相澤「あいつ？」
漣「‥いや、
今回は平気だ次からは気持ちを二人にわける」
相澤「‥おぅ」
マ「絶対だからな！」
漣「あぁ、その時は頼む」
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作者名：ティリー | 作成日時：2017年9月23日 14時
