３８話 ページ8
・
病院＿
・
緑谷「‥色々あったけど、みんな無事でよかった」
轟「‥怪我はしたけどな」
緑谷「あはは‥ まぁね‥」
飯田「ヒーロー殺し、ステインと霧咲先生との関係性は一体何なんだ‥？」
緑谷「‥確かに＿ あ、でも‥
悪に染まるために渡した物じゃないって言ってたけど、
あの言葉はどういう意味なんだろう‥？」
轟「昔に会った仲、とか？」
飯田「うむ‥ 一理あるな」
緑谷「‥先生、哀しそうだったな」
轟「‥あぁ」
飯田「‥そうだな」
・
＿がらっ
・
話途中に入って来た扉の方を見ると話題の中にいた先生が立っていた
・
緑谷「えっ、霧咲先生!!?」
漣「緑谷達には言った方がいいと思ってな」
飯田「‥ヒーロー殺しとの関係性ですか？」
漣「あぁ
学校側からは口止めを強いられているが今回ばかりは黙っていられん
むやみに事を暴かれるよりかは今ここで話した方がいい」
飯田「‥っ、先生はヴィランですか？」
緑谷/轟「「‥っ!!?」」
緑谷「飯田くん!!?
先生がヴィランなわけっ‥！」
飯田「僕だってこんなこと言いたくはない！
でも実際っ‥」
緑谷「‥っ、」
漣「”今”は違う」
轟「今は‥？」
緑谷「じゃあ、昔はヴィランだったと‥？」
漣「それも違う
この時代は変わっている
それぞれの時代も変わってはいたが‥」
轟「‥！」
漣「‥わかるか？
この意味が＿」
轟「‥っまさか、実在していたのか‥？
‥幻の鬼＿」
緑谷「幻の‥？」
飯田「鬼‥？」
轟「一度、俺の父、
あいつがその力に頼ろうとしたことがあった
俺も少し興味が湧いて伝説説を読んだことがある」
漣「‥ほぅ」
轟「所詮は伝説だ、事実じゃない
闇雲に探していたが結局は諦めた
どんな姿をしているのか、どこにいるのか、
何も記されていない説に偽りのことだったと結論付けた
‥だが、先生がその鬼だなんて未だに信じられねぇな」
飯田「なら、昔の先生は‥」
漣「＿血に汚れし者だった
今はその汚れを正す為に君らの前に立ち歩ませる者として
相澤達と行動を共にしている」
飯田「‥っ、」
漣「受け入れ難いだろうな、飯田には」
飯田「‥！」
漣「兄を手にかけられ、
その者の教えが身近にいた私だと知れば憎しみは大きい
許せとは言わん、
だが気が済まむのであれば私を”殺せ”＿」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ティリー | 作成日時：2017年9月23日 14時
