３４話 ページ4
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生徒達の職場体験が始まって早数日が経った
＿飯田が心配だ、
今日はやけに胸騒ぎが止まない
彼から伝わったのは怒り、悲しみ、そして殺気だ
兄を手にかけられた腹いせか‥
自分の手で捕まえようと意気込んでいるように思えてならん
飯田はヒーロー殺しを手にかけるつもりなのか＿
相澤「おい、漣！」
考え事をしていると相澤の呼ぶ声が聞こえ、
その先には資料を抱えていた
相澤「これ持て」
漣「‥それはお前が頼まれたものだろう」
相澤「一括で終わらせるのが合理的だ
漣も手伝えば早く終る」
漣「面倒事は好かんのだがな‥」
マ「よぉ！
イレイザーに漣ッ！」
相澤「‥お前、暇なのか」
マ「はッ!!? ちげぇ、ちげぇ！
これでも忙しいんだよ！」
相澤「‥本当かよ？」
マ「おいおい、ひでぇなぁ、おい」
漣「‥これ＿」
マ「ああ、これかッ!!?」
雑誌を手にしていたその一面を見ると
ヒーロー殺しと噂されている奴が載っていた
マ「ヒーロー殺しだよ、ヒーロー殺し！
記者が死ぬ気の思いで撮ったんだってよ！」
漣「‥＿」
マ「ん？」
相澤「漣？」
漣「＿本当、面倒事は好かん
相澤、資料運びはマイクに手伝ってもらえ
私用が出来た」
相澤「は？ いや、おい！」
マ「おい、マジで俺に任せる気かッ!!?」
焦る二人を構わず、姿を消し保須市へと向かった
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作者名：ティリー | 作成日時：2017年9月23日 14時
