４２話 ページ12
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どさっ、
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相澤「‥あ？」
漣「終わった」
相澤「ん、ご苦労さん
ところで‥」
＿と、視線を刀に向けてきた相澤に私は‥
漣「あぁ、これか？
屋敷で見つけたんだが失くしたとばかり‥
諦めていたのだが嬉しいものだな」
相澤「でも珍しいな
ぜんぶ黒で統一されているなんて」
漣「普通の刀とはまた違うらしい」
相澤「違う？」
漣「亡き父が言うには血で造られたそうだ」
相澤「‥大丈夫なのか、それ＿
気味が悪いぞ」
漣「気味がる必要はない
血には慣れている故に平気だ」
相澤「‥へぇ」
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・
テストの赤点者が出たにも関わらず全員が林間合宿へと向かうことになった
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最近、見た夢のせいで胸の違和感が消えない＿
夢の続きが‥
千景が現れたのが大きいせいだろうか
彼奴を、千景を‥
またこの手で私は＿
・
相澤「‥おい、大丈夫か？」
漣「＿あぁ」
相澤「‥気分でも悪いのか？」
漣「いや？」
相澤「‥いつもと違う気がするが」
漣「そんな事はない、いつも通りだ」
相澤「本当に大丈夫か？」
漣「あぁ、平気だ」
相澤「お前、俺たちと約束したよな？
＿頼れって」
漣「頼ることの程でも無い、
だから平気だと言った」
相澤「‥お前って頑固だし強いよな」
漣「‥」
相澤「もうちょっと緩くてもこっちとしては有り難いんだけどな」
この時の俺は気付かなかった
漣があんな顔をしているなんて、
俺には何も、＿漣の言葉が聞こえなかった
漣「＿＿ ‥違う、私は弱い奴だ＿」
・
・
宿泊施設へと着いた
相澤は他の教師達と一緒にこの後の行程を確認しに行ってしまった
‥私はどうすればいい？
・
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作者名：ティリー | 作成日時：2017年9月23日 14時
