白くて赤い、女の子。【終わりのセラフ】

少女35人 ページ36

私が目覚めてから、1年程経った

この1年で色々と教えられた

まずミカ

ミカはまだ完全な吸血鬼になっていないらしい

優ちゃんに会うまでは人間の血を吸わないように我慢していると言っていた

その話で、私は優ちゃんが生きている事を知った

私はその時とても安心した


次にフェリド

フェリドからは、半ば強制的に剣術を教えらr……教えてもらった

剣は勿論フェリドからの貰い物だ

本音を言うならば、時々来てくれたクローリーさんの方が良かった

フェリド「さて、今日はどこに行こうか」

「……どこでも」

そしてもう1つ

フェリドに頻繁に外に出される

……だが、気になることがある

「……フェリド、今でもウィルスは消滅してないんだよね」

フェリド「勿論」

「じゃあ、どうして16歳の私が外に出ても平気なの?」

フェリド「さあ?」

「……絶対に何か知ってる」

フェリド「…………知りたい?」

私は頷く

フェリド「血を飲ませてくれたら教えてあげても……」

「やだ」

フェリド「じゃ教えない」

「……良いよもう」

フェリド「あは〜

……さて、じゃあ今日は少し遠くまで行こう」

フェリドがいつものニヤニヤした顔で言う

私は呆れて、体をフェリドに預ける

フェリドは私を横抱きにして、飛んだ

景色がハイスピードで変わっていく

私はそれをただ眺めていた

少女36人　　＋御礼→←少年34人

ラッキーキャラ

斉藤

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す