もしもこの恋ができたなら3 (ページ9)

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Aside

会場から人がいなくなり、

川辺に残って2人で話すことになった。

その内容は、私の夢の話。

『……いつかこの夢が現実になるんじゃないかって』

大昇｢……｣

『たまにそう思うんだよね……』

静かに、私の夢を話し始めた。

『……夏休みあけてからは、無くなったんだけど、

夏休みの1ヶ月間、ずっと同じ夢を見てた。

私が交通事故で死んじゃう夢。

そこは、学校の帰り道で、

私が一人で帰ってたら、後から“A！”って

私の名前をよぶ大昇くんが居るの。

すっごく必死な顔をしてて、

“そっち行くから動かず待ってて”って止めてくる。

勢いよく私のところまで走ってきて、

“捕まえた”って言ってくれる。

まるで、この後どうなるか知ってるみたい。

だけど、何故か私は……

その手を……離しちゃうの……。

そしたら目の前に……車が……

大昇｢もう言わないでいい｣

『……ごめんなさい。大昇くんは何回も何回も……私を見つけてくれるのに』

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