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Aside





華やかな体育祭が終わり、





教室で大昇くんを待っていると





カシャッ





大昇「見つけた、お待たせ」





またもや、写真を撮りながら教室に入ってきた。





誰もいない教室。





私の座る席の前に、





椅子に股がって大昇くんは座った。





『あ、そういやどうしたの?』


大昇「いや、用事なんて特にないけど…」


『ないけど…?』


大昇「ただ一緒にいたいと思って笑」





目をキラキラさせながらそう伝える。





『ずるい、本当にずるい!』


大昇「なにが?笑」


『だって、どんどん大昇くんの事が好きになっていくんだもん、私も、 もっと好きになって欲しいのに』


大昇「あー分かってないなー笑」


『分かってるもん笑』


大昇「俺は……」


『……?』


大昇「……ずっと前から大好きなんだけど」


『……ほらやっぱりずるいじゃん!』


大昇「いや、今のは真面目な話だよ!」





私は、こんな恋、初めてだった。





一緒に時間を過ごす度に、





好きという気持ちが溢れてしまう恋。





ずーっと前から憧れてた。





『…もしもこの恋が出来たならって』


大昇「ん?」


『いや、なんでもない笑』





今日という今が





明日という今日が





幸せな時を過ごすのだろうと





そう思ってた。





大昇「あのさ…」


『なに、また私を口説くの?笑』


大昇「いや……大事な話」


『……どうしたの?』





大事な話、と話し始める大昇くんの顔は





真剣な表情だった。





.

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年8月13日 0時

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