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また別の日。





放課後、





この高校3年生の間に何が起こるのか、





Aを助ける方法を





那須と話し合うことにした。





“学校より話しやすい場所がある”と言われて





電車に乗って行きつけのカフェへと行くことになった。





大昇「……ってこの通りは浮所の家じゃねーか笑」


那須「あ、バレた?笑」





電車を降り、少し歩くと





そのカフェの特徴である、





オレンジ色の外装が目の前に見えてきた。





その歩いてる最中、





建物の影でメソメソと泣いている同じ制服の女の子がいた。





どうしたんだろうと不思議に思っていると





那須がその子に近づき、声をかけた。





それに反応するように





『……那須くん』





と、お互い知り合いの素振りだった。





那須「うん、あとこっちは大昇」


大昇「うす。」





挨拶を交わすためにその子の顔を見ると、





大昇「……え、大丈夫?」





涙が溢れて放っておける状態では無かった。





那須「……ちょっと俺たちと行こっか」





那須が何かを察したのか、





その子を連れてファミレスへ行くことになった。





どうやら、この子は浮所の事が好きらしく、





浮所ん家のカフェによく通っているらしい。





んー、多分、見た感じ、





好きな人…浮所が別の人と仲良くしてるとこでも





目撃しちゃったんだろうな。





まあ、浮所が女遊びとかそんなことする訳無いけど。





そんな中、





那須「どうしたの?」





と、悪びれもなく直接聞こうとする那須。





……見りゃわかんだろ。





大昇「那須聞いちゃダメだって」





俺は、それをカバーするように間に入った。





『大丈夫です…大昇さんこそ、なんか申し訳ないです。』


「いや俺は大丈夫…だから…落ち着いた?」





きっと、しっかりしてる子なのに





好きだという感情には揺さぶられるんだろうな。





泣くっていう事がそれくらい好きだって事だと思うから。





そして、





カフェオレを飲んで落ち着いたのか





さっき起きた出来事を





順を追って話し始めた。





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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月20日 21時

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