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金指side





インターハイまでの残り1週間。





「おい、一世!もっと強くだ!パンチが弱い!」





俺は少し焦っていた。





室内に広がる真夏の蒸し暑さ。





汗を床に垂らしながら必死に腕を突き出す。





“1時間休憩”





この言葉と共に足から崩れ座った。





正直、このままだと勝てない。





どこかでそう感じてしまう。





部室に戻りお弁当を広げた。





今日はサッパリとしたサラダチキンの棒棒鶏。





「おっ!一世の弁当うんまそ〜」


『うす』


「ん?それハートの卵焼き?」





端っこに添えられていた卵焼きを先輩が覗き込んできた。





それは半分にカットされてハートの形を作っていた。





「おい、もしかして一世の彼女?」


『いや、、』


「え?じゃあ母ちゃんか?」


『……違うっす』





俺の弁当を作ってるのはA。





彼女でも、……お母さんでもない。





なんでハートにした?





そういや、いつもどこかしらにこの形あったような……





「一世にもそういう時が来たか〜」


『そういう時って、なんすか』


「え?恋だよ、恋!」


『いや、別に違いますよ』


「まぁ、インハイ近いし現抜かすなよ」


『当たり前じゃないですか!』





ある事無い事言うこの先輩が少しイラついた。





俺は……勝ちたくて、





インハイで勝負に出たくて必死にやってんだよ。





A……なんでこんな事するんだよ……





その怒りの矛先は、間違っている事にも気づかなかった。





.

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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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