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“俺の責任だから”って
別に構わないのに、律儀に保健室まで着いて来てくれた。





『浮所くん、ありがとう』


「え!俺の名前知ってるの?」


『あっ、ジャージ…』





そう言って左胸に刺繍された“浮所”という文字を指さした。





名前を知られていることに、凄く嬉しそうだった目が
一瞬で分かりやすくシュンとしている。





そんな顔させるつもりじゃ無かったんだけどな、笑





ジャージの名前を見て、初めて貴方を知りました___
なんてそんなフリしてみたけど、
浮所くんの事はずっと前から知っている。





入学式の時、彼は大きな教壇に立ち
堂々と新入生代表で挨拶をしていた。
それは今でも覚えてる。





強い眼差し、芯のあるハスキーな声。
真っ直ぐとした立ち姿に、きっと在校生も惹き込まれていた。





今となっては学校の人気者…モテモテだもんなぁ。






『あ、もう平気だから、戻っても大丈夫だよ』


「いや…でも」





ただでさえ、
浮所くんが授業を離れて保健室へ行くという事に
他の女子はピリピリしてたのに





戻らないなんて、余計に喧嘩を売るようなもの。





私は今まで通りひっそりと過ごせばそれでいい。
だから…






『大丈夫!大丈夫!付き合わせちゃってごめんね?』


「元は俺のせいだし…」


『いいよ、そんな。早く戻って〜』





そんな眉毛を八の字にして心配しなくても大丈夫。





浮所くんからなら、鼻血だって喜んでるはずだから、笑






“じゃあ先戻るね、”って
保健室の扉が閉まる最後まで顔を覗かせて心配してくれた。






そんなのずるいな…






誰にでも優しくするのかなぁ、なんて






たった2ターンくらいの会話だったけど
私の心は浮所くんでいっぱいになった。






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〇3→←浮所



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設定タグ:美少年 , 浮所飛貴 , 那須雄登
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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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