その少女、白くて赤くて黒くなる。【終わりのセラフ】 (ページ2)

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少女49人ページ2

私が東京に来て1か月が経った

1か月間、普通科の高校に通わされた

1番苦手だったのは国語逆に得意だったのは体育と音楽

仕方ない、ずっと吸血鬼のいる地下都市にいたのだから

……と言う事はさておき、今日はその短い高校生活を終え、今日は〈鬼呪装備〉を手に入れるらしい

本来ならまだたくさんある段階を超えなくてはならないらしいが、時間が無いのと、私には力があるという2つの理由で省略するそうだ

私が挑戦するのは黒鬼シリーズと言われる物のようで、優ちゃんや与一くん、君月くんも黒鬼シリーズらしい

何でも、鬼呪装備の中で最も強力で、契約が難しいんだとか

私に出来るのだろうか

そんな事を考えていると、エレベーターが止まった

とうとうその時になった――のだが、気になることがある

「なんで優ちゃんたちがいるの……」

グレン「お前が鬼との契約に失敗したときの為だ」

「だからって……」

優「まあ良いじゃねえか! もしもの時は助けてやる!!」

優ちゃんは自信満々な様子で笑った

「全く……馬鹿なのかそうじゃないのか分かんないな……」

私は優ちゃんに苦笑を返した

グレン「早く鬼呪装備を取れ」

グレン中佐はいつも通りの表情だった