平 成 美 男 子

００３．イ メ ー ジ ページ3

✲ 有岡大貴 ✲




『うんめぇ！』


大貴「だろ？まぁ、俺のおすすめの店だからな」




俺の目の前でさすが大ちゃんだわーなんて言いながら口にごはんを放り込んでいるのはばっしー。


仕事終わりにごはんに誘ったら

今日は珍しく空いていたらしくふたりで行くことになった。








大貴「すみませーん、コーラください」


店員「かしこまりました」


『え、オレンジジュースじゃない訳？』



そういや飲み物頼んでないなと思い定員さんを呼んでコーラを頼めば口を挟んでくる。






大貴「コーラだろ」


『いやいや、ファンのみんなの大ちゃんほイメージはオレンジジュースだと思うけど』


大貴「あー、イメージはね」


『だからーオレンジジュースじゃなくていいの？』


大貴「俺がイメージに合わせていかなくてもいいだろ笑」


『んえー、、』





なぜ俺にそんなにオレンジジュースを飲ませたいのか分からないけどさっきからすごい推してくる。

俺も27歳な訳だし、そんなずっと毎回オレンジジュースを頼むのもおかしい話だろ。







『すみません、アイスティーをひとつ』


店員「かしこまりました」






大貴「それ言ったらお前だってファンの中じゃアイスティーなんてイメージないと思うけど」


『ふーん、』



俺に散々言ってきたから

やり返しってわけじゃないけど言い返してみれば

なんとも興味無さそうな返事が返ってくる。






店員「お待たせしました、アイスティーひとつです」


『ありがとうございます』



特に話すこともなくて沈黙が続いていればいきなり声が聞こえたから顔を上げる。







『まぁ、アイスティー美味しいからさ』


そう言いながら中に入った氷をストローでかき混ぜてコロンコロンと鳴らしている。







『そんなもんだろ？』



俺の顔を見ながら笑いかけてくるこいつは

やっぱり掴めない。




✲✲

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