名前のない毒 -5- ページ16
その後、依頼されたご遺体の死因が
違うことが判明した三澄班は忙しくしていた。
私たち中堂班は予定された仕事をこなす
遅くまで残って事務作業をしていると
隣のデスクでミコトが頭を悩ませている
『ミコトさん、高野島さんの解剖
引き受けていただいたばかりにすみません。』
「そんな気にしないで？
これも仕事なんだから！」
『高野島さんの死因
まだ分からないんですよね？』
「んー、そうだね。あっ！」
そう言ってミコトはソファで本を読む
先生のところに向かった
「中堂さん」
呼ばれた先生はなぜかAの方を一瞬見る
「中堂さん、急性腎不全の症例に詳しいですか？」
「何故俺に聞く」
「いや、3000件の解剖実績があるので」
「チッ」
中堂は立ち上がると、パソコンの方へ歩いて行き、
わしゃわしゃとA頭を撫でた。
『きゃっ！』
「俺に聞かないでこいつに聞け。
それとお前は少し休め」
そう言って所長室へ入る中堂に、
ミコトは声をかける。
「そこ、所長室ですよ！勝手に入っていいんですか」
ミコトの声を無視するかのように、
中堂は所長室のドアを閉めるとブラインドを下げた。
「え、あそこに住んでるの？」
『その通りなんです(笑)』
乱れた髪を手櫛で整えながら苦笑いで
ミコトの問いに答える
「お疲れ様です」
『おかえりなさい、先輩』
「おかえり、久部刑事〜聞き込みどうだった？」
「馬のクッキーから毒物出ましたか？」
「ううん、全然」
「やっぱり」
「え？」
「そのクッキー高野島さんが
ゆかりんに渡したものみたいです。
ゆかりんが高野島さんとデキてるっていうのも
全くのデマで、２人で仕事した後に
ゆかりんが高野島さんから風邪をうつされたから、
イチャイチャしてるからうつるんだーとか
ほんとに下らない噂みたいです」
Aは久部の話を聞きながら、
話題に上がった馬の絵柄のお菓子を手に取ると、
ふと裏返してパッケージを見る。
『ミコトさん、これって、アラビア語…？』
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ε桜庭 美羽з(プロフ) - ひなさん» 対応ありがとうございます。更新、頑張ってくださいね。 (2018年4月13日 6時) (
レス) id: 75dac65544 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ε桜庭 美羽зさん» すみません。初めてなもので知らずにオリジナルにしていました。ご指摘ありがとうございます。 (2018年4月13日 0時) (レス) id: a41af7c3d9 (このIDを非表示/違反報告)
ε桜庭 美羽з(プロフ) - ドラマの派生作品は二次創作にあたるので、「オリジナルフラグ」のチェックを外してください。棲み分けのご協力をお願いします。 (2018年4月13日 0時) (レス) id: d55711392b (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - パルマさん» パルマ様、コメントありがとうございます！続き気になると言っていただけでとても嬉しいです！最後まで書けるようパルマ様の言葉を励みに頑張ります！ (2018年4月9日 18時) (レス) id: a41af7c3d9 (このIDを非表示/違反報告)
パルマ(プロフ) - 続きが気になるので、最後まで作品書くのを頑張ってください！m(__)m (2018年4月9日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2018年4月7日 15時
