105話 ページ10
プリンツ「えっ、と....」
ブロウ「...」
プリンツの言葉を待っていると、ブロウが私にこっそりとイカホを見せてくる。
...【プリンツ頑張れ】的なやつが多いな。あれ、【アルバ様ってもしかして天然鈍感???待ってアルバ様攻めも受けも簡単にこなせるって神か????】ってツイートがあるぞ????おい???
ちょ、ブロウ怖い。なんか怖い。おいイカホぶっ壊れちゃうからその手離してあげて。イカホからギギギギギ...ギギ....って音が聞こえてるから。鳴っちゃいけない音だから。
プリンツ「ぼ....僕...」
『...』
私はヒトダッシュトマトのストローを口に含む。
...こんな状況で呑気にジュース飲んでる私って...??
プリンツ「...ぼ、僕は!」
プリンツはぎゅっと目を瞑り、ちょっとだけ頬を染めている。
・
・
・
プリンツ「アルバさんが好きですッ!!
ぼ、僕と、付き合ってくださいっ!!」
...
....わお王道告白素敵ぃ←
私はジュースを吸い込む。
...平然に装ってはいるが、かなりびびっている。
なぜなら、こんな私ガチ勢がいる中での告白は、ほぼ無理だと思っていたからだ。
いや、度胸がすごいよね。まず本屋で私の好み当てたブロウの目の前でこれ言ったんだもんねまず尊敬不可避
『...俺は別にそういう趣味はない。そこは理解しているのか。』
未だ顔が真っ赤なプリンツにそう問いかける。
プリンツ「うぐ....
.......はい....」
少しだけ眉をひそめ、プリンツはこくりと頷き、俯いたままになる。
『そうか。
まぁ、断りはしない。OKもしないが。』
そう言うと、プリンツは顔をあげた。
プリンツ「えっ、?」
ブロウ「...俺と同じパターンだね」
パターン言うなヴィンテージ来るぞ←
『ふん。俺は別に色恋沙汰に興味はない。
...どうでもいい。
別に断る理由もない。』
プリンツ「す、凄い考え方...;」
『...まぁ』
私は椅子から立ち上がり、二人を見下ろす。
『精進しろ、阿保共が』
そう言った直後、
何処からか、大きなベルが鳴り響いた。
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maichametamtam(プロフ) - スプラ3のサイドオーダーがコロイカに出たらアルバ君が洗脳されたみたいな感じで出て欲しいです! (2月24日 17時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
あんもロイド#エンペラー推し - 最高だ…好き… (1月10日 10時) (レス) @page30 id: 2591457723 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくBBQ(プロフ) - ありがたい‼️ありがたすぎます!! (1月1日 21時) (レス) id: 21bd74ae13 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 116話目っ!!!飢えているところに供給するなんて、、ありがたい、、!早速読みます!! (12月29日 22時) (レス) id: 8a6bf7d82f (このIDを非表示/違反報告)
るい - すっごく久しぶりに見にきたら更新されていたっ!!!好きです…!!! (12月27日 23時) (レス) @page29 id: 8a6bf7d82f (このIDを非表示/違反報告)
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