54話(修正しました) ページ8
私のフードが外れた瞬間、会場がざわめく。
【あ、あれは...
まさか!】
ヴィンテージとオメガは足を止め、目を見開きながらこちらを見る。
ホタ『...ちぇっ。』
『ばれたか。つまらん』
何時もの、アルバの声へ戻して呟く。
【こ、孤高のX!!
正体は、ホタではなく、アルバだったのか!!?】
...一応ロビーで働いてる人には言ってるのに。君も知らないふりする演技上手いね
ヴィンテージ「...あ、にうえ」
オメガ「アルバ、さん」
小さな声で呟いている2人に向き合い、デュアルスイーパーカスタムを構える。
『...手早く済ませるぞ、偽弟共。
俺も正体を知られたからには、黙ってはいられないのでな。
...本気を出してやろう』
本音は、本気で戦ってみたいだけだけど!
私が俯いた瞬間に、私の周りの空気が変わる。
何処か悲しみのような、虚しさのようなものが混じった空気に。
『お前らのその能力が気配察知能力なのであれば。
俺の能力は...
・
・
________________【相手の行動を制御する能力】だ』
改めて顔をあげた私の瞳は何事にも興味を示さないような。何事にも関わることを拒否するような、どす黒く何も映さない瞳になっていた。
何より、その片方の瞳からこぼれ落ちる真っ黒の液体。それが、不気味さを引き立たせる。
そんな私の顔を見たヴィンテージとオメガはハッとし、すぐに私に攻撃しようとするも、足が動かない。
指先もぴくりとも動かない。
...否、
『...残念だったな。
お前らが俺の顔を見たその瞬間から...
お前らの負けは確定していたんだ』
文字通り身動きひとつ出来ない2人へ弾を放つと、勿論のことヒット。
その瞬間。
【終了ーーー!!!】
終了のホイッスルが鳴り響く。
ジャッジ「...」
ジャッジはぐぐぐっと力をためると、
ジャッジ「ニ"ャッ!!」
ピンク色の旗を掲げた。
あ、今回は私達ピンク色だったんだよね。まぁ相手と色おんなじだし
【ノックアウトで、ウォーターチームの勝利!!!】
...今回は楽しかった。リアルだからこその面白さ!またやりたい!
さ、ヴィンテージ達の所にでも行きますかねっ!
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ロア - 100にした達成感!! (2022年9月9日 23時) (レス) @page31 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、同士ですね★私はどうだったかなぁ...忘れましたすみません; (2021年10月5日 18時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
我、マルミサンなり - ナワバリで0.1%差になった事あるんですよ!まだその頃ランク10…wギリッギリでした…w (2021年10月5日 17時) (レス) @page50 id: 13d10a3301 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - スピカさん» 実は作者それ体験したことあるんですよwギリ勝ちしました。体験談入れたんですよねぇ。因みにスクショしました★(消してるかもしれない) (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、私もなんか覚えてます。後でちょっと確認してきます!あと、名前に関しては大丈夫ですよ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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