62話 ページ17
さてと...取り敢えず絆創膏貼っとくか
そう思い、私は部屋を探しまわる。
...あ、そういえば昨日ヒッセン・ヒューが使ってきらしたんだっけ。
今日、確か絆創膏安くなってたよね。...よし、買いにいこう
それまでは...仕方ないからこのままかな
私はそう思い、財布を持って家を出た。
家を出て少しすると、いきなり横からヴィンテージが現れた。
ヴィンテージ「兄上。その首はどうした」
眉をしかめながら私の首筋を指さすヴィンテージ。
げ...多分一番見たら駄目そうな子に見られてる...;
これは正直に言った方がいいのか、それとも嘘つくか...
...仕方ない;
『タコマスクに一方的にやられただけだ。
俺はもう行くぞ』
そう言って立ち去ろうとすると、ヴィンテージは私の腕を掴む。
ふりかえり、ヴィンテージの顔を見ると、先程よりも眉をしかめていた。
ヴィンテージ「俺も行く」
『は?いや、帰れ。そもそも何故ここにいる。このあたりの人間にお前の名はなかった筈だ』
ヴィンテージ「...行く」
ヴィンテージは私の質問には答えず、「行く」としか言わない。
『...はぁ。勝手にしろ。俺は絆創膏を買いにいくだけだからな』
・
・
・
よし、絆創膏買えた!
...ヒッセン・ヒュー、よくはしゃいで怪我するから絆創膏が増量されてる箱のやつ。
なんであんな怪我するの、ってくらい怪我するんだよなぁ...;
ま、それだけ元気ってことだよね!
ヴィンテージ「...兄上。
あまり家に他の人間を入れるな」
『何故お前に決められなければならない。俺は俺の選択にしか従わない』
私は後ろを歩くヴィンテージを見向きもせずに言う
ヴィンテージ「...そうか」
ヴィンテージはそう呟くと、私の肩を掴み、無理矢理振り向かせる。
『おい、触るな』
と言うが、ヴィンテージは何も反応しない。
そのまま時間が流れていく。
すると、ヴィンテージは私の腕をひっぱり、
うわぁ、何されんの私
路地裏に入って少し進んだところでヴィンテージは足を止め、
ドンッ!
...これが俗に言う、壁ドンってやつかな?壁、なんか欠けてるんだけど?
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ロア - 100にした達成感!! (2022年9月9日 23時) (レス) @page31 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、同士ですね★私はどうだったかなぁ...忘れましたすみません; (2021年10月5日 18時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
我、マルミサンなり - ナワバリで0.1%差になった事あるんですよ!まだその頃ランク10…wギリッギリでした…w (2021年10月5日 17時) (レス) @page50 id: 13d10a3301 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - スピカさん» 実は作者それ体験したことあるんですよwギリ勝ちしました。体験談入れたんですよねぇ。因みにスクショしました★(消してるかもしれない) (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、私もなんか覚えてます。後でちょっと確認してきます!あと、名前に関しては大丈夫ですよ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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