61話 ページ16
さて、14時になりました
そろそろかな...
そう思って5分程たったころ、先程までのだるさや頭痛が嘘だったかのように消えた。
私は上半身を起き上がらせると、明らかに体が軽く、いつものような体調に戻っていた。
マスク「うお、急に起きんなよ;
...あ、時間来た感じ?」
『...嗚呼』
私が話すと、マスクは「声が全っ然違うわ。反動ってマジでヤバイな」と呟く。
咳をしないって素晴らしい...時々咳止まんなかったからな
マスク「じゃ、俺は帰るわー」
そう言ってマスクはゲームを持って立ち上がる。
マスク「あ、そうだ」
『なんだ。まだ用事でもあるのか』
私が聞くと、マスクはくるっと回り、こちらに歩いてくる。
すると、マスクはタコマスクをはずし、私の首筋に顔を近付けてきた。
...ふぁ???
マスクの顔が私の首筋についたとき、首筋から急に痛みを感じた。
痛い痛い...なにしてんの;
...もしかして
少し時間がたつと、マスクは顔を離し、満足げに「デュフフ」と笑ってタコマスクをつけ直した。
『...おい、何をしているんだ。この馬鹿、阿保、タコマスク』
マスク「うわ、最後にめっちゃ色々言われた...つかタコマスクって悪口か?;」
いや別に←
『....はぁー...』
マスク「あ、それはやりたかったからやっただけー。
...あんま無防備でいるなよ?」
『黙れ』
私が間髪いれずに言うと、マスクは「へいへい。じゃ」と言って家を出ていった。
...さて
私は洗面所に行き、鏡に写った自分の首筋をなぞる。
...このキスマ、どうしよう....;
・
・
・
私の家を出た後、マスクは歩道を歩いていたが、立ち止まって私の家を見る。
マスク「...やり過ぎたか?
ま、他にも俺みたいなのはいっぱいいるだろうし。
...少しはライバル、減らせたらいいけど。デュフフ」
そう言って笑い、マスクは再び前を向いて歩き始めた。
ヴィンテージ「...兄上に何をした、アイツは...」
私の家から出るマスクを見ていたヴィンテージは、マスクを睨みながら呟いた。
しばらく待つと、私が家から出てくる。
ヴィンテージは私の首筋を見て、目を見開いていた。
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ロア - 100にした達成感!! (2022年9月9日 23時) (レス) @page31 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、同士ですね★私はどうだったかなぁ...忘れましたすみません; (2021年10月5日 18時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
我、マルミサンなり - ナワバリで0.1%差になった事あるんですよ!まだその頃ランク10…wギリッギリでした…w (2021年10月5日 17時) (レス) @page50 id: 13d10a3301 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - スピカさん» 実は作者それ体験したことあるんですよwギリ勝ちしました。体験談入れたんですよねぇ。因みにスクショしました★(消してるかもしれない) (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、私もなんか覚えてます。後でちょっと確認してきます!あと、名前に関しては大丈夫ですよ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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