60話 ページ15
数時間後、私は目を覚ました。
しかしただの風邪じゃないから熱は全然下がらん...能力使った時から丸1日たったら復活するけど...
そう思いながら時計を見ると、短い針は12時より少し進んだ位置をさしていた。
...試合、確か14時だったから...まだ治らんか...
『...はぁ』
マスク「ため息つきたいのはこっちだよ」
そう言って部屋に入ってきたマスクの手には、おぼんの上にのったほかほかと湯気を出しているお粥が。
『...お前料理できるのか』
マスク「凄い意外そうな声で言うなよ...;
まぁ、調べて作っただけだけど」
それでも料理作ったのは変わんないよ。凄い凄い
マスクは「はい、熱いからよく冷ませよ」と言いながら、私におぼんごとお粥を渡す。
あんま食欲ないけど...まぁ、食べるか
私はスプーンを手に取り、お粥を少し冷ましてから口に運ぶ。
...あ、美味し
『...』
私は無言でお粥を食べ続ける
マスク「これ食べたら寝ろよー」
私は口の中に残ったお粥を飲み込み、『寝ても、変わらん』と言う。
マスク「は、なにそれ?」
『...ゲホ、能力の反動は、能力を使った丸1日後に消える。それまで、症状は変わらん。
...14時ごろには治るが、それまではこのままだ。ゴホッ』
マスク「え〜...;」
「デメリットもあるんだな...」と言い、時計を見るマスク。
マスク「...じゃ、ゲームしとくけど、別に良い?」
『ゲホ、....勝手にしろ』
そう言うと、マスクは持ってきていたゲームの準備をし始める
...あ、テレビゲームなんだね
ボーッとその様子を見ていると、マスクは布団に座り、コントローラーを持つ。
マスク「ここのテレビでかいな...」
『ゴホ、ゴホッ...普通だろう』
「はいはい、自慢はいいわー」と言い、マスクはゲームを始めた。
...RPGかな、3Dの
マスク「なんか隠しアイテムあるっぽいんだけど、全然ないんだよなー...」
私は頭を動かし、ゲームの画面を見てみる。
『...ゲホ...この類いのRPGの宝箱は、大体は左に集まっている。
隠しアイテムならば、右にあると考えるべきだ....ゴホ、ゴホッ』
そう言うと、マスクは右の方をくまなく探しまわる。
マスク「うわ、マジだ
...お前この状態でも推測とか出来るんだな」
『簡単なことだろう...ゴホ』
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ロア - 100にした達成感!! (2022年9月9日 23時) (レス) @page31 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、同士ですね★私はどうだったかなぁ...忘れましたすみません; (2021年10月5日 18時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
我、マルミサンなり - ナワバリで0.1%差になった事あるんですよ!まだその頃ランク10…wギリッギリでした…w (2021年10月5日 17時) (レス) @page50 id: 13d10a3301 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - スピカさん» 実は作者それ体験したことあるんですよwギリ勝ちしました。体験談入れたんですよねぇ。因みにスクショしました★(消してるかもしれない) (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、私もなんか覚えてます。後でちょっと確認してきます!あと、名前に関しては大丈夫ですよ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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