背後に影。 ページ39
『寮長に挑む権利は入学したときから全生徒に与えられてる。
どうする？ワルナスビ。挑むなら俺が学園長に話通しとくけど。後で話しにいくから』
畑のトラップの話とか。
「おっし。ならいっちょやってやろうじゃん」
「なら僕も。」
「オレ様もだゾ！」
『ルピナスはだめ。別の寮生は挑めないよ』
寮長を決める戦いに違う寮生が介入するのはだめ。
「ふな"っ！？じゃあオレ様の首輪は誰が外してくれるんだゾ！？」
「オレが寮長になれれば、リドルに命令して外してやるよ♪」
「くそー、オレ様の実力を示すチャンスだったのに....」
悔しそうに呟くルピナス。いや、普通に考えてそうじゃん。
「お前たち本気か？デュースまでそんなこと言い出すとは思わなかったぞ」
「そうですか？男なら、一度はテッペンとってみたいじゃないっすか。挑むなら断然、チームのカシラっすよ」
『なにその元ヤン台詞』
「えっ？普通......だろ？」
.....もしかしてこいつ元ヤンなんじゃね.....？
『じゃ、取り敢えず、今のこと学園長に言っとくよ。作戦とか立てときな。
あと、この決闘は魔法以外での攻撃は使用禁止だからね。』
「え"っ」
『決闘手続きは明日終わるでしょ。挑むタイミングは任意で。じゃ。』
俺は唖然とするルピナスたちを放っていき、植物園から足を背けた。
学園長に色々と手続きを済ませた後、レポート提出の為に顧問の先生に訪ねようと職員室へ向かう。
50枚書いたから重い。まあそれだけ植物を観察できたのだろう。のSS評価がまた沢山つきそう。
顧問の先生は中々に厳しいため、園芸部の中でも最高評価を叩き出せる俺はかなり優等生として認識されている。
....絶対過大評価だけど......まあ、お父さんの息子として相応しいとか、思い上がることはできるかな
『....ん？』
ふと、背後から巨大な影がふたつ現れる。
しかしここで振り返る俺ではない。
全くもって興味がないので完全スルーし、そのまま職員室へ歩く。
すると、急に重力をさらに感じるようになる。足は地面についておらず、脇のあたりに人間の手が見えた。
....要は、背後から抱き上げられているのである。
いやおかしいだろ。
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玲 - 腐ってくれ！存分に腐ってくれ！ (2022年7月14日 19時) (
レス) id: e40f15d94e (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - キングミカンさん» コメント感謝感激雨霰でございます！ 申し訳ないです...すぐ修正致します、ご指摘ありがとうございました...！ (2022年7月5日 7時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
キングミカン(プロフ) - 初コメ失礼します。主人公の設定がとても面白いですね。植物に興奮しすぎて薬が必要ってもう笑うしかないっす。個性的で最高です。急な指摘で申し訳ないのですが、マレウスの一人称はオレではなく僕です。不愉快に感じたらごめんなさいm(_ _)m (2022年7月5日 3時) (レス) @page42 id: 96f79cb953 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 涙のサブさん» ぶりっ子監督生論破されてやんの乙〜ｗって本人がいたら言ってやりたいですね！ (2022年6月22日 8時) (レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - コレットくん薬はどうしたんですか？(学園長風) (2022年6月21日 19時) (レス) id: 7f6da98090 (このIDを非表示/違反報告)
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