[刀剣乱舞] 愛した家族の証は…

（三日月回想） ページ31

宗近が最後に打った脇差は閻魔刀宗近と名ずけられた…


我らの可愛い妹子………

あの日…、お主があの小僧と共に地獄に連れて行かれるのが嫌で…


俺は…



三日月「閻魔…っ、閻魔どこだ！？」


炎に包まれた屋敷の中で必死に捜して…ようやく見つけた閻魔は、ボロボロで…今にも崩れそうであった



俺はかけよって閻魔を抱き締めた。


三日月「閻魔……っ、こんなに傷ついて…

っ、おのれ小僧っ！その貧弱な腕っぷしでよく閻魔の持ち主となれたな…！！

今ここで殺してや……っ、！…閻魔…？」

殺気立った俺を見てどう思ったのか…
お主は涙を溜めて俺を止めた

閻魔「に、ぃさ……ま…っ」

ゆっくり首を降った閻魔は、涙の粒を一粒落として眠りについた
その時の俺は、泣いていた


そして俺はその時、閻魔の手を自分の頬に寄せてこう言ったのだ



三日月「必ず…っ、迎えに行く。
今度は、兄として…っ

幸せにする…っ何時でも、お前の傍に...っ、
淋しい思いもっ、辛く痛い日々も、させぬ。。俺たちが護ってやる...

愛しい。。我が妹」



炎の中、閻魔の主が血だらけで息を引き取っていたのを見た俺は、閻魔の刀をボロボロでも、本丸にもって帰った

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