[刀剣乱舞] 愛した家族の証は…

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伏見稲荷大社の大鳥居を潜ろうとした一同、
だが、大倶利伽羅の足元に一つの刀が刺さる



大倶利伽羅「！」

髭切「これは……今剣だね」

今剣「なにをしにきたのですか？！」

上から声がすると思えば大鳥居の上には今剣が立っていた。
そして、楼門にある狐の像の影から岩融が出てくる



岩融「これより先には、閻魔にはあわせぬぞ！」


さすが三条、彼らの気迫に一同は一歩後ずさる
だが、その中で前を行く者が二振り
二振はすっ……と音をたてずに刀を抜いた



髭切「先に行って」

膝丸「あやつらの相手は我らが！」


山姥切「髭切…、膝丸……っ」

髭切「今剣も岩融も、僕達と同じ源氏の刀、」

膝丸「源氏の刀は源氏の刀同士で相手になる」



燭台切「…っ、行こう。皆っ、」


鶴丸「この気を逃すな！行くぞ！！」

燭台切、鶴丸は山姥切と大倶利伽羅を引っ張る
だが、今剣も岩融もそれを許さない


今剣「いかせませんよ！！…………っ！？」

髭切「行かせないよ。閻魔ちゃんは大事な仲間なんだ」


今剣は刺さった刀を取って襲いかかろうとしたが、髭切にその腕を踏まれて刀を握ったまま停止した



岩融「この先へはいかせん！！！……！？」


キィンッッ！！

大倶利伽羅に斬りかかりそうになった岩融の刃を刀で受け止めた膝丸
その隙に楼門を突破する一同






今剣「ッッ」

今剣はギッッッと髭切を睨み付ける。
そしてもう片方の手で刀を取り上げ、髭切に襲いかかるが、ヒラリとかわされて距離を取られる。


髭切「そんな風に睨み付けないでよ。今剣


僕達も彼女が大切なんだよ」







ギィンっ！！


ヒュンッ！！

ギンギンッッ


ひゅっ！


ぎゃりっ！！

金属が激しく擦れる音がする
そして、空気の切れる音もする。

ここは楼門の前…………の階段の下
そこで岩融と膝丸が闘っていた。
他から見てもとても激しい闘いである。


膝丸「………」


距離を取り、膝丸は静かに構えた

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