[刀剣乱舞] 愛した家族の証は…

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とある本丸



加州「主いいいい！！！！」



季節は春。天候は晴天。
キラキラと輝く太陽の元、この本丸の初期刀の加州清光が審神者を探していた。
この本丸の審神者は面倒くさがりであり、よく政務を放り出し、近侍の目を盗んで逃げ出す。

これが我が本丸の日常

縁側では今朝も審神者と近侍とのやり取りを横目に鶯丸が茶を飲んでいる。
そこに、平野藤四郎が来た


平野「鶯丸様、珍しい茶菓子があるのですが、よかったらどうぞ」

鶯丸「気が利くな平野は、一緒に食べよう」

平野「はい！」


一方馬小屋では、石切丸とにっかり青江が当番の為掃除をしていた
青江「また上の空だよ。石切丸」
石切丸「あ、あぁ。。閻魔は今回が初めての洗濯場だ
兄として、少々心配でね」
青江「ふふ、妹想いの優しい兄。反抗期の時に嫌がられないように願っているよ」

畑、
へし切長谷部と宗三左文字
炊事当番、
燭台切光忠と歌仙兼定と当番が決められている中
洗濯場である川、そこには珍しい刀剣がいた
膝丸は洗濯洗いをしている時、洗い終わった洗濯物をすすぐ係の小狐丸。

そして、それを干す係の刀剣。
"彼女"が珍しい刀剣、三条派の脇差、そして珍しいと言われる唯一の刀剣女士
名を…閻魔刀宗近

彼女は透明な川をじっと見ていた。

閻魔「…兄様、本当にここにお魚はいるのですか？」
小狐丸「薬研殿が時折魚を採ってくるじゃろう、あれはここで釣った魚じゃ」

兄と呼ばれる小狐丸は洗濯物をすすぎながら閻魔に言う
彼女は小狐丸の適当な態度から、聞いているのか振り向いて確かめる

閻魔「でも、兄様。三日月兄様が釣りをしても、まったく捕れないのは何故ですか？」

膝丸「ははは。それは、上手い下手もあるだろう
干し終わったら帰るぞ」

閻魔「！はい」

いつの間にかたまっていたすすぎ終わった洗濯物をもの干し竿へ掛ける。
それが終わり、本丸へと帰った
　

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