人見知りハニちゃんも猛アタックすればなんとかなる説。 (ページ10)

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10 JH ページ10

ここ最近、俺は機嫌がいい

学校に行くのが少し楽しみになってきて

多分それは、休み時間に色んな人と(シュアとあのばかとその友達とスンチョル)

話せるようになったからだと思う。

慣れてしまえばそこからは早くて、

何でも言えるようになる。

「はっにっちゃっんっっおっはよう！！」

そして、今日も、

あのバカのうるさい挨拶で、一日が始まる。

俺は、せめてシュアの後ろの席になりたくて、Aにこないだの借りがあったから

悪いけど交換してもらった。

Aは俺の隣の席だから、

以前より大きく聞こえるその声に、うるせえよ、と心の中で突っ込む。

挨拶の代わりに、

そいつの口を片手でギュッとつまめば、

「ウヘヘヘヘヘ」

と笑いながら、

ふにゃりと目尻にシワを作る。

その笑顔を見るのが楽しみなんだ。

前よりも、近くなった距離が、

その香りとか、その肌とか、

その他もろもろ全てを俺の身近に感じさせた。

だから、気づいてしまった

俺は、

Aのアタック攻撃をかわすどころか、

まんまと受け止めてしまったことに。

はぁ、これからどうすればいんだか...