家族があること (ページ6)

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じゅんたページ6

橙「なぁ！なぁ！食べてええ？」

黄「わかったわかったて、んじゃ、
…いただきますっ」

おれがいただきます言った途端に

2人は手をパチンってしてすごい勢いで食べだした。

黄「ちょ…喉につらませてもしらんでー？」

2人はものの3分くらいで完食。

橙「おかわり！」

しげも皿を俺に突き出す。

黄「…はいはい(笑)」

…こうしておれらはカレーを食べて

ソファーに座ってまったりしていた。

みんなの過去とか家出した理由とか

聞いてなかったし、俺も言ってなかったから

せっかくやし、聞くことにした。

黄「しげはさ、なんで…声でなくなったん？」

しげの顔をみたらめっちゃ眉がさがっとったから聞いたんがアホやった。

って思った。

黄「ごめ…しげ。」

すると、しげは首をすごい横に振ってボードに何かを書き出した。

赤【少し昔、おれ歌うのが好きで。
それが原因でいじめにあって、音楽の時にテストで。歌のテストやったんけど
こわくなって、声がでなくなってん。】

橙「…前はでてたんや」

しげが二回頷く。

黄「それならさ、いつかまたでるようになるんちゃうかな？」

橙「せやで！」

しげは笑顔で一度頷いた。

橙「淳太くん…は？」

黄「おれ…は…」

2人に全てを話した。

親が金持ちで、おれは頭良くて、でもいじめられて。

家族の恥って言われて、追い出されたことを。

赤【それで追い出すって…ひどい】

黄「まぁ…大人なんて、そんなもんちゃう？
…照史は？」

橙「おれ…自傷症やねん。
それが両親に知られて…まぁなんか、ストレスとかで無意識に…な。傷つけちゃうねん。
それでなんか怖がられてさぁ？すてられてん」

黄「その、顔の傷も？」

橙「せやで…」

赤【相談したら軽くなるで！
だから俺らに愚痴でも、世間話でもなんでも話てな！】

橙「ははっおん！」

こうしておれらは

話をして、聞きあって、その後お風呂に入って

んで、

この家は二階建てで。

二階に個人部屋が7つあるから

それぞれの部屋で寝た。