家族があること (ページ48)

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望と照史とたかひろページ48

帰ってきたら

濵ちゃんはもうバイトが終わってて家におって

流星はリビングにおらんかったから

たぶん自室で寝てる。

照史くんは帰ってすぐに自分の部屋に行った。

暇やったから

濵ちゃんとしげとでゲームしとった。

桃「うぎゃ～濵ちゃん強すぎ...」

赤「いやいや、望が弱いだけやろ～」

紫「そういうしげも、そんなに強くないとおもうで～？」

桃「よし！おれしげと戦ってみる！」

赤「お！ええで、やったるわっ」

紫「はいはい、頑張り～おれ流星みてくるな」

こうして

おれＶＳしげの対決がはじまった。

...なんでせっかくの休みやったのに。

変わりやれってどういえ事やねん

今週5回行った、結構体がつらい。

.......またきた、あの時の感じ。

ストレス溜まってるし、少しくらい傷つけてもいいかな？って。

思ったけど

みんなに迷惑かけたくないし...

お腹殴るくらいやったらばれへんかな？

いつのまにか、

殴ってる音が聞こえてきた。

またきっと無意識のうちにお腹殴ってるんやろうなって。

だんだん意識がとおのいてった。

...流星今日めっちゃ寝てるなぁ

てか、照史病院から戻ってきてすぐ部屋にこもったなぁ

なんかあったんやろか？

__________ﾎﾞｺｯ...

紫「へっ...なっなにっ」

だれか、殴られてる。もう嫌や、殴られるんは

紫「はぁっ...あっ...きとっ」

発作が起きて。照史の部屋の前で倒れ込んだ

『お兄ちゃん、大丈夫？』

紫「へ...おまえ...はっ...」

目の前には見たことがある、少年が立っていて、

俺のことを心配していた。

でも息が苦しくって

だんだん意識がとおのいた。

薄れゆく意識の中で考えたことは

照史の自傷症が発症してしまって。

お腹か、どこか殴ってしまったんだろうなって

...ごめんな、あきと