君に愛を教えたい黄緑桃青 (ページ5)

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家について

ゲームの電源をいれた。

ログインして、チャットの部分をひらいて

【あいどくたー】

という名前のパートナーをクリックした。

あいどくたーとは、2年目の仲で、

お互いに強いし、

俺は剣を使うしあいどくたーは魔法使い。

抜群のコンビネーションの人。

『あいどくたー、ドキドキする時ってさ、
どんな時？』

『うーん、たとえば恋した時？』

『恋ってなんなん？』

『えー、例えば、その人を見るとドキドキする
とか、その人のためになにかしてあげたい～
とか？…あれ、もしかして神ちゃん、
恋しちゃったりしたんですかねぇ…？』

『は、！？してへんし…ただっ
なんとな～く、聞いてみただけやし！
今日、クエスト8時から行くで！
じゃああとで！』

あいどくたーは、俺の心が読めているかのように返事をして来た。

まぁたぶん、恋をした。

中間さんに。

初対面の人に、一目惚れしてしまった。

頑張ってみようかな。

そんな気おこるはずもなく、

ゲームに没頭し続けて、中間さんを忘れようと努力した。