君に愛を教えたい黄緑桃青 (ページ11)

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「だっておれ、小瀧を看護師長にしたの俺やし
かわいいって思うし、
毎日病院にいくのは小瀧に癒されたいからやし
小瀧休んだらかなしい。

…神ちゃん、これ… 恋かな？」

「うん、恋やと思います。ぜったい」

「……そっか。わかった、
おれ今まで小瀧に悪いことしてたなぁ(笑)
今日言うわ。
ほら、送ってったるから行くで」

こうしておれは、藤井先生に車で家に送ってもらい、

頭が痛かったからもう一眠りした。

ケータイの着信音が鳴って

目が覚めた。

「もしもし…」

寝ぼけたまんまの頭で電話に出た。

『あ、もしもしぃ？神山さん？ちょっとさ、
淳太くんが話したいって言うてるから病院来て
…おれ今仕事忙しいから
淳太くんの相手できひんねん、お願いっ！』

「え、でも…いやっ…え？」

『チャンスやん！たぶん淳太くん屋上におるからさ、んじゃ！』

電話をきられた。

相手はテンションの高い小瀧さんだった。

……行くしかないか。

たのまれた、と思って行けばいい。

仕方なく、病院にいく。と、思えばいい。

家を出て歩いた。

俺の歩幅は無意識のうちに大きくなっていった

もう、好きなんだ

俺は中間さんのことが好き。

そう思ってしまえば、楽になった。