花束は君へ届く紫橙赤 (ページ1)

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明るい太陽

晴れ男のおかげで恵まれた天候

全国大会へ向け

緑色の涼しいグラウンドで練習をしていた。

この高校のサッカー部は毎年のように
全国大会出場している。

「おつかれ大毅、はよ帰ろ～や」

校門の前でサッカー部の練習が終わるのを待ってくれていた友達。

いつも『はやく帰ろう』なんて言うくせに

俺の部活が終わるまで待っていてくれている。

「はいはい、照史今日のテスト何点やった？」

「おれぇ？65点やったで？」

「あ～あ～あ～あ、たかいなぁ」

「まぁ、おれ勉強してるからな？大毅もちゃんと勉強しといたほうがええよ？」

「わかってまーす」

こうして毎日のように一緒に家への道を歩き

日常生活での出来事を話し

お互いの部活を応援し合い

色々な事があったけど助け合って生きて来た。

照史は料理部で、めっちゃ料理が上手くて

将来の夢はカフェをオープンする事らしい。

「あ、大毅そういえばもうそろそろで全国大会やったよね？」

「せやで、でも大会会場すぐそこやから、
家から毎朝会場行くって感じになるから全国感なくてなぁ～」

「あ、そうなんや…お弁当でも作って応援しに行ったろか？」

「え、ほんまに！？」

「おう！応援行ったるよ」

そんなこんなで話をして照史の家に着いた。

俺の家はもう少し先であと10分ほど歩く。

「じゃあな照史」

「おう、また明日な～」