芍薬の君。2(青×桃)

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とも子side



「はぁ…」



行かせなきゃ良かった。


知ってるから。


のんちゃんが美香さんになにか言われたあと
トイレにこもって泣いてること、


悩みも相談してくれてたのに。




結局のんちゃんの力になれてへん。




「はぁ…」


つい溜息がこぼれる。




？「どないしたん」


「っ！！大毅…と流星さん。」


大「…小瀧やろ。」


流「ごめんな、あんま深く考えんといて。あと望ちゃん、誤解してるだけやから。」


流「ちゃんと好きやからそんな最低な事せえへんよ。」









ホッとした。

よう考えてみたらのんちゃんの事を第一に考える流星さんがそんなことする訳あらへんもんな。





流「じゃ、佐藤課長よろしくお願いします」


「はい、あちらにお掛けになってお待ち下さい。」





大毅と流星さんが待合に向かう途中、





美「あっ、りゅーせーくぅーん♡」



流「えっ、なんすか。」



分かりやすく顔を歪ます流星さん。



あー、多分美香さんの嫌がらせのやつ、のんちゃんから聞いてんな。




一応のんちゃんに電話しとこ。

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