芍薬の君。(青×桃)

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重「おっ、居ったーー！！！」


神「2人共どこに居ったんよ！！」


流「あー、うん。ごめん」





てか、神ちゃんも重のパーカー着てるし…





重「まぁ、ええわ！！海入ろ！！」


望「あー、うちはええわ。あとで入るな？」


「そっか。じゃあ俺も望ちゃんと居るわ。」


望「いやいやいや！ええよええよ！！」


「そっ、か。」




俺、拒絶されてる？？





望「じゃあ、パラソルの下居とくな！！」






絶対ナンパされるやん…







重「流星。あれ見て。」


しげに肩をトントンされて目線を辿るとそこには

少し溺れてる神ちゃん…


「いや、助けてあげろや」


重「なんか溺れるってよりか海の中で転けてるみたい……」





神ちゃんの腰を持って神ちゃんを助ける。



甘ったるいわ。






望ちゃんの方に目を向けると

大勢の男が望ちゃんのとこに押しかけてる。






やばい。急がへんと、泣いてまう。






人混みを掻き分けるとそこには望ちゃんの腕を強く握ってる輩と、涙目の望ちゃん。







ﾌﾟﾁﾝ




「…おい、ゴルァ望ちゃんに何しとんじゃぼけ。
まず望ちゃんがお前らみたいなクズにホイホイついて行く訳ないやろが。そんな軽い女ちゃうぞ。」




やっっべ。


やんちゃしてたときの血が騒いでやらかしてもうた







男「はぁ！？お前はこの子のなんやねん！！！」



……俺って望ちゃんのなんなんやろ



男2「ほらな？イキって出てきただけの最強痛野郎やんか笑」




他10人くらいの男も同情してて。




望「この人はっ！！！」



そんな中声を上げたんは望ちゃんやった。



望「う、うちの彼氏です…このパーカーを貸してくれてんのも流星さんです……」



流星さんって言うてもこいつら誰か分からんやん

天然かよ。




男「はぁ！？お前彼氏おったんか！？」



望「さっきからそう言ってます…」



男2「もうええわ。」




輩達がゾロゾロと何処かに行くと望ちゃんを
抱きしめる。





流「ごめんな…すぐに助けてあげられへんくて。」



望「ｸﾞｽｯ、怖かったぁ…、」



流「なんで一緒に海入らんかったん？」



望「りゅ、流星さんのせいやで！！」



流「えっ、俺！？」



望「水着姿をえ、えろいとか言うから変に意識してもうてパーカー脱がれへんかったんやんか！！」



流「え、ご、ごめん…」



望「もうええし！！うちも水着になって海入るし！！」



流「待ってパーカー着といて！！！」



望「絶対嫌〜」

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