芍薬の君。(青×桃)

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流星side

仕事終わりにしげと居酒屋に行くと

小瀧さんが居た。

しげの提案で一緒に飲むことになって

望ちゃんって呼ぶことになった。




そして俺は今大悶絶中。



だってあの望ちゃんが俺の太もも辺りに顔をおいて
寝てるんやから。



やばい。めっちゃ可愛ええ。

しげの方をみるとさっきまでしげの肩に頭をおいとったはずの神ちゃんが居らん。

「あれ？神ちゃんどこいったん？」

しげが顔を真っ赤にして自分の太もも指さしてる。

どうやら肩から滑り落ちて膝枕状態になったらしい


普段は座敷タイプのとこが嫌いやねんけど
今日ばかりはほんまに感謝してる


そこから膝枕したまんま飲んでたら
2人とも同じタイミングで起きた。

望「うぇ!?す、すいません！膝枕なんて…」

望ちゃんテンパってる。あー！もう！可愛いすぎるやろ。

「あー、ええよええよ」

ポーカーフェイス出来てる？大丈夫？

神「ほんまにごめんなさい！」

まだ眠そうな神ちゃんが頭を下げてる。

重「2人とも律儀やな〜そんな謝らんでええねんで？」

しげは変な位置に笑窪を作ってニカッって笑ってる

「うわっ！もうこんな時間やん！」

時計を指さすと

望「あー終電逃しちゃいましたね。」

ちょっと可愛い過ぎやしませんか？

重「タクシー拾うか〜」

しげがそう言うと神ちゃんが

神「私タクシー呼びますね！皆さんどっち方面ですか？」

「俺は虹駅側〜」

望ちゃんと同じ方向やったらええなー

重「俺、西会社側」

望「私も虹駅側です！」

え、一緒に帰れるんちゃん？

神「私も西会社側です！」

しげと神ちゃん、望ちゃんと俺が方向一緒。

重「って事は2台頼めばええねんな！」

しげナイス。


「じゃあ会計してくるわな望ちゃんと神ちゃんは
待っといてー」

望「えっ、払いますよ！」

「ええもん見さしてもらったし、奢るわ！」

望「ええもんってなんですか？」

「秘密〜」

望ちゃんの寝顔に決まってるやろ

可愛すぎて襲いかかるとこやったわ

「ほら、しげ行くで」

重「奢ってくれへんの」

なんで俺がしげに奢らんとあかんの。

「お前は払え」

重「ケチな男やわ」

会計に並んでると

重「ほんまに可愛ええわ。とも子。寝顔とか
ヤバすぎん？無防備すぎてヤバかった。」

いつも語彙力のないしげがさらに語彙力を無くしてた

重「連絡先聞きたいわ〜」

「俺望ちゃんの連絡先聞いたで」

自慢げに見せるとやっぱりイケメンは違いますね〜
とか言ってくる。

なんでやろ悪い気しやん。

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