改善 ページ16
*kiriyama*
思ったより、バレるん早かったな…、なんて。
あわよくばバレずに治ったりしやんかなぁ…、って思ってたんやけど、そんなに甘くはないらしい。
いっその事、何か神経に問題があれば手術や薬で治せるんやけど、
まあ、結果的にこのタイミングでバレて良かったんやと思う。チームのみんながセルフケアをサポートしてくれたんよ。
まず、普段の生活の改善。
中間「当直の日以外、病院に泊まるの禁止」
桐山「いやいや、無理やってぇ。淳太くんも分かってるやろ」
中間「できひんかったら休職な」
桐山「……」
これに関してはめちゃめちゃ反対したんやけど、淳太くんには逆らえず、さすがに定時で帰るとはいかんくてもちゃんと家で寝るようになった。
当直やないとはいえ、病院にいるとどこか気持ち的にも休めてへんかったのか、家のベッドやともう秒で寝られるんよ。
深い眠りが続くからなのか夢に起こされる事もなくなった。
小瀧「桐山先生ー！ランチ行きましょー！」
�霤帖屮薀鵐舛辰童世辰討眇�堂やけど、良かったら一緒にどうですか？」
桐山「あ、えっと…」
小瀧「はいはい、行きますよー。早くしないと昼休憩終わっちゃうんで」
これはこれで逆らえず、というかほぼ強制的に連れて行かれるようになった。
毎日のようにチームの誰かが、昼休憩になると誘いに来てくれる。それは昼だけやなくて夜ご飯やったり、当直明けの朝ご飯やったり色々。
せやけど、毎日ちゃんとご飯を食べるようになって、エネルギーって大事やなって改めて実感した。
それに、チームのみんなと必然的に顔を合わせる機会が増えて、自分自身、安心してるんやと思う。
いつの間にか睡眠薬は要らなくなり、左手の震えも治まった。
そして、退院してからちょうど1ヶ月の今日。
無事に心房中隔欠損症のカテーテル閉鎖術を終えた。
桐山「よく頑張りました。偉かったな」
ハナ「ありがとう、先生」
ちゃんと専門の先生に診てもらって、症状が治まった事や、時間の経過も考慮して、
せっかく改善した生活リズムをなるべく崩さないように、無理しないようにって、淳太くんにめちゃめちゃ念押しされた上で、制限も解除してもらったで。
…だいたいなんで淳太くんに制限されなあかんかったんやろ。
とにかく、今まで動けへんかった分パワーが有り余っとって、俺はどんどん手技の精度を上げていった。
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エミーリア(プロフ) - ふぇるさん» コメントありがとうございます！医療系のお話良いですよね〜！！リアルを追求するが故に更新が遅くなりがちですが、これからも読んで下さると嬉しいです！よろしくお願いします♪ (2023年2月8日 22時) (
レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - きのこの里さん» お返事遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます！今までのお話の中の伏線を思い出しながら、楽しんで頂けたらと思います！！これからもよろしくお願いします♪ (2023年2月8日 22時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇる(プロフ) - 医療系のお話が好きで、一気読みさせてもらいました。とてもリアルな描写に一目惚れしました。これからも更新、頑張ってください！（語彙力の無さは気にしないでください。） (2023年1月29日 16時) (レス) id: 6e2686eef6 (このIDを非表示/違反報告)
きのこの里(プロフ) - 待ってました！更新楽しみにしてます！ (2023年1月19日 3時) (レス) @page1 id: c631ff88c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エミーリア | 作成日時：2023年1月19日 2時
