( 紫緑 ) ページ5
紫
緑「は、はまちゃん!」
紫「どしたん神ちゃん」
緑「んぇ、あ...やぱなんでもないです!」
紫「ほんまかぁ?」
この会話、この1時間で5回くらい繰り返してると思う
高校の後輩である神ちゃんとは部活が一緒で仲良くなってよく遊んだりしてる
今日も学校終わりに近くのファストフード店にいるんやけど、
どこかそわそわして落ち着かない様子の神ちゃん
紫「神ちゃん、トイレなら普通に行ってええんやで?」
緑「ちゃ、!トイレとちゃいます!」
あちゃ、間違ってたんか
紫「じゃあなんでそないそわそわしてるんよぉ〜」
緑「そ、それは、」
そう言って下を向いた神ちゃん
なんや顔赤くしてかわええのお
紫「.....恋の相談か?」
緑「ふぇっ?!」
お、次は当たったみたいやな
紫「その様子やと恋してるんやな!誰や!言うてみぃ」
久しぶりの恋バナにテンション上がってると神ちゃんが一気に飲み物を飲み干した
緑「おれ、俺な、はまちゃんに恋してるんです...」
.....はまちゃん?
あれ、神ちゃんのクラスにはまちゃんなんて子おったっけ?
よく回らない頭にどかんと爆弾が落とされる
緑「俺、はまちゃんの恋人になりたいです」
真剣な眼差しで俺を見つめる神ちゃんにどきどき胸がなる
思い返せば神ちゃんが入部してきた時から可愛いなとは思ってたし、仲良くなるにつれてええ子やなとか一緒におって楽しいなとか思ったりはしてた
おって当たり前やった存在やったからこそ俺の心臓が鳴らなかっただけで
俺はこの子に恋してたのかもしれないと思った今
紫「おれも、神ちゃんのこと好きかもしれへんわ...」
緑「え、ほんま...うれし、」
涙を流しながらキラキラな笑顔を浮かべた神ちゃんに好きだという気持ちが募る
紫「...これから時間ある?ちゃんとデート、しようや」
緑「っ、はい!」
恋の音を教えてくれた君にめいいっぱいの愛を捧げよう
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作者名:美 青 。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時:2019年2月18日 22時