おほしさま (ページ2)

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（赤緑）ページ2

赤

がやがやと賑わう居酒屋

緑「重岡先生！今日飲みに行きません？」

1時間前、仕事終わりに先輩教師の神山先生から誘われてきたんやけど...

緑「しえおかせんせぇ～、」

その先生は今でろっでろになって顔真っ赤にさせてる

赤「あーもうそれ以上飲んだらあかんですよ神山先生」

緑「いーんれすぅ、あしたやすみやしぃ...」

赤「ちょ、寝ないでください！！ほらもう帰りますよ！」

目をつぶって今にも寝てしまいそうな神山先生をかついで会計に向かう

緑「んぁ...？まってぇおかねおれがだすぅ」

赤「大丈夫です、今日は俺が出すんで」

緑「ほんまぁ？ありがとおせんせ」

赤「っ、、いぇ...」

あぁもう、ほんとにこの人はずるい

顔真っ赤にしてそんなふにゃふにゃの笑顔で...

俺がもし先生のことすきやって言ったらこうやって呑みに誘ってもらうことも無くなるんやろうな

ずっと、今の学校に就任してからずっと俺は神山先生の事が好きやのに

緑「んぅ...せんせなやみごとお？」

ぼーっとしてる俺の顔を覗く神山先生の顔

うわ、やっば、

だめや無理、このままやと俺この人襲ってまう

はよ帰さな

赤「...なんもないです、

先生家どこですか？タクシー呼ぶんで...」

緑「あぁいえなぁ...ここちかいからだぃじょおぶやで？」

赤「なら送っていきます。このままやとさすがに危ないし」

緑「...ほんまにしげおかせんせぇはやさしいなぁ」

ふらふらしてる神山先生の肩を支えながら教えられた道を歩く

赤「着きましたよ」

教えられたマンションはほんまに居酒屋から近くてすぐ着いてもうた

赤「ほんなら俺帰るんで、ちゃんと水飲んで寝てくださいね？」

玄関まで送り届けて帰ろうと来た廊下を戻ろうとした瞬間

赤「うぉっ？！」

背中に暖かい感触が...

緑「なぁせんせ...おうち、あがっていかへん」

熱っぽい吐息が背中にかかる

こんなん...

赤「あがったら俺、神山先生になにするか分かりませんよ...」

緑「ん...」

脆い脆い俺の理性は一瞬で崩れて気づいたら神山先生の手を引っ張っていた

なぁ先生、明日起きたらちゃんと先生の気持ち聞かせてな？