隠しごと。 (ページ7)

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【高地】

お昼を食べてから数時間たった。

もう下校の時間だった。

だから、俺らは一緒に帰る。

ジェシー「あのさ、新しい子、どう思う？」

ジェシーが言ってるのは京本くんのこと。

慎太郎「んー、なんか暗いオーラがすごい。」

北斗「だろうな。だって、見るからに暗そうだもんな。」

樹「なんか、初めて会った時の北斗に似てる感じがした。」

北斗「マジ⁉いや、あんなに暗くはなかったし。」

高地「確かに。似てるかも。」

なんて話しながら俺らはある敷地内に入っていく。

二つある建物の小さい方の建物の中に入っていく。

ここはどこかって？

それはね....施設。

俺らは施設で暮らしてるんだ。

ここの施設は特殊で、高校生になったら本館から別館の方に移って、寝る時間も自由になるんだ。

その代わり、何かが起こっても自分で対処しなきゃいけないんだ。

部屋の大きさで人数は決まってるけど、俺らの部屋は最高で六人。

俺らはカーテン付きの二段ベットで寝てるんだけど、一つだけ開いてる状態。

慎太郎「ただいまー。」

樹「おかえりー。」

ジェシー「おかえりー。」

北斗「おかえり。」

高地「いや、お前らも言うなら「ただいま」だろ！」

なんて、毎日のようにふざけてるんだ。