二股彼女(仮) 【kazuma.hokuto】

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北人side





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ありがたく、仕事が忙しくなってきた近頃は、




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俺らはあんまりプライベートで人前にでることができないでいた。





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恋愛も最近してないなぁ、





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唯一といっていいほど安心していける信頼してる管理人さんがいるクラブ




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俺達はそこで彼女を探してたんだけど、




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3ヶ月近く、なかなか見つからなくて。





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今日、絶対この子だって、





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初めてそう思える子に出会った。





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VIPルームから見えるフロアの景色は、

人の性格がすごい見えた。





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化粧が濃い色気ムンムンのドレスを着た女の子が

イケメン相手にこれでもかってくらいアピールしてたり、




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酔っ払った軽そうな男の誘いにすーぐ乗っちゃう

見た目は純粋そうなビッチがいたり。




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3ヶ月もずっとそんな人達を見てきた。





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正直もう、彼女いらないかなって思ってたんだけど、





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今日、端の方で1人、カウンターで

カクテルを飲んでるかわいい女の子がいた。




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酔ったお兄さん達に絡まれて、逃げられないでいる、





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壱 北「「俺、この子にする」」





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「「えっ、？(はっ？)」」




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こんなタイミング揃ったことある？ってくらい、





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見事にタイミングが合った。笑





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正直、壱馬には勝ち目がない。





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でもこの子を知りたい。この子を譲りたくない




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そう思えた。





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壱「意思は変わらないってことで、ええか？」






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北「勝負だね、」





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壱「北人には負けないからな、」





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北「お互い様。笑」





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管理人さんにあの子を連れてきてほしいって頼んだ俺らは





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この子にあんなにハマることになるなんて、





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まだ思っても無かった。







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