二股彼女(仮) 【kazuma.hokuto】

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『うっ、ｸﾞｽｯ、泣』




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葵「だから、あんな男別れて正解だって！」





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『でも…、』




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葵「でもじゃない。私だってAがあいつのせいで泣いてるところ何回も見てきたの。もう泣かないでよ〜、新しい恋を見つけたらきっと忘れられるよ！」



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さっきから約3時間、

ずっと慰めてくれるのは親友の葵。



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そう、私、山本Aは昨日失恋しました。




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『そうだね、新しい恋か…』




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葵「そう！いまはまだ…とか考えてるんでしょ！
だめだめ！！行動は早いうちにって言うでしょ？
次の休みいつ？」





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『休みかぁ、土曜日かな』





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葵「じゃあ金曜の夜は飲み行こう！！
もちろんおしゃれな服ね、それでもって飛びっきり大人なやつね、笑」




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『え、まさか！？』





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葵「そう！そのまさかのクラブ！
最近行ってなかったから楽しみだなぁ〜！
いい所探しとくね！見つけるぞ！いい男！」





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こういう話になると、断るという選択肢なんて

私にはありません。笑

葵なりに私を元気付けようとしてくれるし、

葵も彼氏ほしい彼氏ほしいってず〜っといってたから

それなりに葵と男の人がいい感じになったら

1人で帰って来ればいいか、笑



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『いつもありがとうね、葵
大好き！笑』





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葵「何改まって言ってんのA！私も！笑」






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