No.66 : 残虐バトル ページ19
*
血で血を洗う雄英の合戦が狼煙を上げる時。
フィールドに12組の騎馬が並び立つ。
爆豪くんを騎手として、硬化で頑丈な前騎馬が切島くん。
左翼の瀬呂くんと右翼の私は基本サポートに回る。
けれど私はこの中でやっていけるだろうか。
先が思いやられる。
熱い会場に似合わないため息がこぼれた。
「はぁ……」
「ごめんな雨霰。 無理はするなよ」
「ううん、ありがとう瀬呂くん。 お互い頑張ろう」
心配してくれた瀬呂くんに笑ってみせた。
「よォーし 組み終わったな！！？ 準備はいいかなんて聞かねえぞ！！ いくぜ！！ 残虐バトルロイヤルカウントダウン！！」
勝負までの時間が刻々と迫る。
３…………
２…………
１…………
会場にマイクさんの一際大きな声が響けば。
「START！」
それは、戦争の合図。
同時に全ての騎馬が緑谷くんの1000万ポイントを狙って集中攻撃を仕掛ける中。
「おら動け！！ 狙いは
「ちょっ、暴れんな！！」
騎馬の上で進め進めと暴れ出す爆豪くん。
けど、今行ったところで巻き添えを食らうだけなのは目に見えていた。
もうちょっと落ち着いてから動こうとしてたけど、爆豪くんが“待つ”なんてことするわけがない。
彼は騎馬を離れ、自身の“個性”を利用し１人で緑谷くんに突っ込んだ。
「調子乗ってんじゃねーぞクソが！」
左手で起こした爆風に乗って飛び上がり、右の大振りを食らわせる。
しかし常闇くんの
黒影くんは今の攻撃で一回り小さくなったように見える。
──光！
そっか、爆破の光。
これは、使える。
「ナイスキャッチ瀬呂！」
地面に落ちそうになった爆豪くんを瀬呂くんがテープを伸ばしてキャッチする。
ただ、騎馬から騎手が離れるのは一体アリなのだろうか。
「テクニカルなのでオッケー！！ 地面に足ついてたらダメだったけど！」
先生の好みでルールって決まった……！？
緑谷くんを追いかけ走り回っている間に、試合開始から７分が経過しようとしていた。
「単純なんだよ、Ａ組」
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ネム(プロフ) - 50話の先制布告が先生布告になってますよ！ 頑張ってください！ (2018年1月26日 3時) (
レス) id: 26189ae388 (このIDを非表示/違反報告)
ぽしゃも。(プロフ) - シナチク@さん» 私の方こそお返事が遅れてしまい、申し訳ありません！ こちらこそ描いて下さって本当にありがとうございました！ 大切にします*(^o^)* (2017年1月8日 9時) (レス) id: 7443ae1f4f (このIDを非表示/違反報告)
シナチク@(プロフ) - 遅くなってすみません！イラスト載せて頂きありがとうございました！m(_ _)mドンっとイラストが目に入って来たのでビックリしました(笑)本当にありがとうございます！！今後とも仲良くしていただけると嬉しいです(´ω｀) (2017年1月5日 22時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
ぽしゃも。(プロフ) - 物部さん» 初めまして(^^) コメントありがとうございます。 久しぶりにコメントが来たのでとても嬉しいです。 お期待に添えるように精進していきたいと思います！！ (2016年12月29日 1時) (レス) id: 7443ae1f4f (このIDを非表示/違反報告)
物部(プロフ) - 初めまして。面白いです！続き期待しています(^○^) (2016年12月28日 23時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししゃも。 | 作成日時：2016年12月8日 22時
