We are You【短編集】 (ページ5)

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＊ページ5

rs「それ、捨てるん？」

　

捨てるものと捨てないものを分けておったら赤服が聞いてきた

tk「うん、いらないから」

rs「せやったらくれへん？

メモ帳に使えそう」

…裏紙にもなんねぇぞ

nzm「流星、またゴミ貰ってるん？

いい加減その貧乏癖やめ？」

rs「もしかしたら使えるかもしれんやろ？」

いや、ないだろ

hm「おーい、流星に望、何喋ってんねん。

また淳太に怒られるで」

呆然としていると看守に注意された

hm「あれ、昨日来た新人？

俺は濵田崇裕、看守や。

よろしくな」

手を差し出してくる看守

akt「崇裕、余計なことはするな」

tk「いっ…」

その手を握ろ思ったらあの副看守長が手を警棒で叩いてきた

hm「照史」

akt「ゴミクズに優しくするな。

ソイツらは人間未満だ」

なっ…

hm「そこまで言わんくてもええんちゃうか？

一応犯罪者やとしても…」

akt「淳太くんみたいになりたいんか？」

濵田、という看守は黙った

akt「お前もそのゴミを捨てろ。

淳太くんの城にそんなものは要らん」

藤井は何度も殴られた

それでも…離さなかった

tk「…やめろよ」

俺は、止めていた

止める義理はないはずなのに