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* ページ25
薮「高木」
夕食の時間、薮が呼び出す
高木「…なんすか」
薮「いや、変なこと考えてないよなって思ってさ」
変なこと…ね
高木「考えていませんよ。
刑期伸びたな〜くらいしか」
ま、事実だし?
高木「それでは、夕食の時間少なくなるんで」
俺は戻ろうとする
薮「…淳太は昔、声帯を傷つけられた」
その時、ボソッと話し始めた
高木「え…?」
薮「そのせいで声を出そうにも出せない。
だから気持ちを読み取れる照史が隣にいる。
まぁ、看守長の仕事がある時は一人でいるけどさ」
高木「どうして…急に?」
薮「独り言。
聞き流してていいよ」
…嘘だ
薮は気づいてる、俺たちが脱獄しようとしていることに
気づいた上で…アドバイスをくれているのだ
薮「淳太はそのせいで先端恐怖症でもある。
ペン先でも向けたら一発だろうな」
高木「…大きな、独り言」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2024年3月20日 8時