Sing praises of the spring of life《派生作品》 (ページ3)

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［今日も一日、/間宮梅］未晴海ページ3

「はぁ～……ねむ……」

昨日結局そんな寝れなかったし。みんな怪我しすぎじゃない？
と虚空に向かってぶつぶつ文句を言いながら自分の教室へ向かう。

あ、そういや朝ごはん食べてないや。気付いたあたしは制服のポケットからお気に入りの棒付きキャンディを取り出し、そのまま口に含んだ。
甘いイチゴの味が口に広がる。美味しい。

「……って言うか、まだ早いしこんな急いで教室行かなくてもいっか。」

周りに誰も居ないことを確認してから、歩いていた廊下に座り込む。
昨日は朝っぱらから夜の任務行ってた人の治療して、それから普通に授業受けて、また怪我した人達治して、呪術師使いの荒い上層部からの任務で他の人と一緒に呪霊祓って……今思い返せばいつもより重労働だった。あたしが非呪術師だったら呪霊量産してたレベル。

一人で昨日の反省会をしていると、段々と眠気が襲ってくる。
勿論、寝不足でさらに意思の弱いあたしが睡魔に勝てる訳がなく、そのまま眠りについてしまった。

それからいくらか時間が経った後、ちらほらと聞こえてくる他の生徒の声で目が覚める。ちょっと時間が怖いけれど、まあそんなに慌てなくても大丈夫だろう。
よろよろと立ち上がり、スカートについた汚れをさっさと払う。まだ眠い目を擦りながら伸びをする。少しは寝れたから良かった。

「……っと……まー、今日も一日やりきりましょーかねー。」

そう自分に活を入れ、教室へと続く長い廊下を駆けた。