厄災は今日も【三途春千夜】

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顔を赤くして固まってしまった春。


『…こういうこと言われるの慣れてるんじゃないの？』


「……散々言われてきたけどなんか今のやばかった」


『なにそれ』



春はそっぽを向いて足を早める。


『なによ
　自分から好きとか言ってきたくせに』


「愛してるはやばいだろ」


『なんで？
　いいじゃん愛してるんだから』


「…もういいから」


耳まで真っ赤に染めている春を見て、いたずら心が出てくる。



『もっかい言ってあげようか？』


「いや、やめて」


『愛してる』


「だからやめろって…」


『春は？』


「なんだよその目
　何を求めてんだよ」


『ん？
　春からの“愛してる”』


「………」


少し考え込んだ挙句、急に顔を寄せて耳元で一言。


「愛してる」


『………っ』



私が耳弱いの知ってやってるな。


頬に熱が集まるのが自分でも分かる。



春はそんな私を見て満足したのか、一度止めた足を進め始めた。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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