わたしの世界は、君が中心でまわってる

ジフンのオキニ ページ15

.





TREASURE in パリ



と、いうことで



「…愛の国にひとりぼっち遠征」


韓国からフランスという長旅を終え、
とぼとぼ空港を歩いていると後ろから感じる圧

振り向けばトレ御一行で


「…笑」


こちらに気がついたアサヒがびっくりしたように笑ってお辞儀するから、日本を感じてなぜか安心した

…って、ジェヒョクに報告しなくていいんだよ。

ジェヒョクもこっち見て手振らないで

スマホ回す余裕ないくらいに疲れてます。


とりあえず彼らより先に空港出てホテル行こうと列に並んだが、ちょうど線を挟んだ後ろに彼らが並んでしまって、個人的に気まずいです。


ハルト「Aヌナ、カバン空いてる」

「え」

ハルト「カバン、あいてる」

「あ、ありがとう…」


友達？


空港にいるジフンくんってたまに怖いから
機嫌がいいときしかトレと関わりたくないんだよねえ

今日フル装備だったから大人しくしてたのに
まさかのハルトくんから話しかけてくるとは


ハルト「この後予定あるん？」

「ルト氏、ナンパしてるの？」

ハルト「ちがうよ！笑
ヌナセンスいいからどこ行くのか気になっただけ」

「とりあえず一旦寝るかも、疲れちゃった」

ハルト「ジフニヒョンとはなした？」

「話してないけど、話さないのが普通だよルト氏」

ハルト「ヌナはあれじゃん、色々付き合いがあるじゃん」

「ないな」



待ってなんだこの状態。

お金を払ってない状態で推しグルのメンバーと話してるの脳がパンクしそう。

え、もしかして自動的に料金取られてる？



ハルト「てかめっちゃジャージ」

「長旅だもん、観光するときはちゃんとしますぅ」

ハルト「笑 かわいい」

「……」



戸惑い戸惑い戸惑い戸惑い戸惑い


「ルト氏、ヌナを揶揄っちゃだめですよ」

ハルト「？？」


列が進むからハルトにばいばいをして一応マネージャーさんにも申し訳ねえって顔をしとく無視されたけど



ジフンくんと目があってたけど、
ちょっと怖いからニコニコだけしてすぐ顔を逸らした

かなちいな、イベントの時服一緒で盛り上がったのに🥹

オンオフはっきりしてるのもだいすきだけどね！！
元気なさそうに見えるけど
とりあえず自分を保てる状態がそれなら受け止めます


.

ジフンのオキニ→←ジフンのオキニ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す